PROJECT STORY
プロジェクトストーリー

intra-mart移行プロジェクト

年間400人月越えのビッグプロジェクト。
リコーグループ全体の約70システムの移行に成功

NTTデータイントラマートが提供する『intra-mart』は、既存業務のデジタル化および自動化を実現させるための業務改善プラットフォーム。さまざまな業務をローコードで開発できるツールだ。
今回紹介するプロジェクトは、リコーグループ全体が抱えていた約70にも及ぶ業務システムのNotes資産をintra-martにコンバートするもの。プロジェクトの規模は年間400人月を超える、パソナの中でもひと際大きなプロジェクトとなる。
今回は、本プロジェクトを成功に導いた主要メンバー3名にプロジェクトの全容を伺う。プロセスの構築からゼロベースで作り上げたという本プロジェクトは、どのような体制を構築し、成功をなしえたのか。プロジェクト成功までの道のりを追う。

INTERVIEW MEMBERS

  • 中條 誠

    中條 誠 NAKAJYO MAKOTO

    • 2018年に入社。
      年間400人月を超えるintra-mart移行

      プロジェクトの統括マネージャー

      を務めた。
  • チェ・アルム

    チェ・アルム CHOI AREUM

    • 2019年入社。
      本プロジェクトのPMを担当。

      現在は運用・保守を
      中心に
      引き続き本案件に従事。
  • 梅野 彰

    梅野 彰 UMENO AKIRA

    • 2016年新卒入社。
      PMとして本プロジェクトに参加。

      現在はintra-martを活用した

      新規開発に尽力。

長年の信頼で勝ち取ったビッグプロジェクト。
ベトナムオフショア拠点やパートナー会社とも協力し、
社内でも表彰されるほどの成功事例に

プロジェクトの背景は、リコーグループが全体で利用していたコミュニケーション基盤『Notes』のサポート終了の発表に端を発する。終了に伴い、約70の業務システムをintra-martに移行する話が浮上。この大規模な移行業務の中核として案件を任されたのがパソナだ。リコーグループの1社とパソナは古くから取引があり、長年の信頼関係と実績が評価されたといえる。

中條氏
私たちはプライムベンダーという立場で参加しています。intra-martについて強力な知見をお持ちだったパートナー企業様と元々お付き合いがあり、一緒にリコー様にご提案したところ、任せていただける運びとなりました。
プロジェクトは2018年10月からスタートし、最初はシステム開発の手順や品質評価のプロセスの整備、移行するNotesの対象システムの選定などを行なっています。急ピッチで進め、基本的なロードマップを2019年春に完成させました

発足したプロジェクト【Notes EXIT PJ】は当時、中條氏を含めた計3名という小規模なチームだったそうだが、その後、開発を請け負うパソナの海外拠点の1つであるパソナテックベトナムにも新チームを発足。続々と新メンバーをアサインしていく。
2019年夏からは本格的な移行がスタート。パートナー企業を含めて国内31名・ベトナム12名の計43名にまでメンバーが拡大した。

そして2022年3月、約70にものぼるシステムの移行を完遂。この巨大プロジェクトを成功させたことはパソナ社内でも高く評価され、「年間最優秀プロジェクト賞」も受賞した。

ベトナムチームの迅速な立ち上げとコミュニケーションの
質を重視したチームビルディングで強固な開発体制を構築

プロジェクト始動からは3年、本格的な移行からは1年足らずで移行を成し遂げた本プロジェクト。さまざまな困難があったはずだが、どのようにして実現させたのか。
成功のカギの一つは、ベトナムの優秀な人材をフル活用する体制の構築力の高さにある。

中條氏
基礎部分のプロセス作りが終わった後、すぐにベトナムチームを立ち上げました。日本から人員を派遣し、チームビルディングをしたのです。そこでまずはZoomなどを使ったコミュニケーション部分における課題の洗い出しを行ない、ブラッシュアップしてコミュニケーションの質を高めることを重視しました。
その後、さらに日本からエンジニアをアサインして、開発寄りの課題についてもフォローアップを行ない、チームの力を強化していきました

中條氏は、現地とのコミュニケーションの質の高さがプロジェクトの成功には不可欠だと考えたという。

優秀なブリッジSEの存在とベトナムの開発現場の実情

ベトナムでのチームビルディングのほかにも、成功の大きなカギとなった存在があった。それがパソナテックベトナムの開発センターに所属するブリッジSEだ。本プロジェクトは、日本側とのやり取りはすべてこのブリッジSEが行ない、日本国内ではほぼ日本語で開発を完結させている。

中條氏
ベトナムと開発する際の大きな秘訣の一つに、ブリッジSEがあります。つまり日本とベトナムの架け橋となってくれるエンジニアのポジションですが、このポジションにどれだけ優秀な人材を充てられるかが非常に重要なんです。

ブリッジSEは日本語が分かることが何より求められるため、多くのオフショアにおいて、エンジニアとしての能力はさほど高くないものです。ですが、本プロジェクトで任せたパソナテックベトナムのブリッジSEは、SEとしての能力とPMとしての能力が非常に高い人材でした。日本語の意図を正確に汲み取ったうえで、日本が求める商慣習やシステムに対する取り組みを理解し、さらにそれをベトナム人の特性に合わせてうまくベトナムメンバーに共有していくのです。これはなかなかできることではありません。本人の能力はもちろん、パソナの潤沢な人財が活きたと思います。

続けてベトナムの開発現場の実情も語ってくれた。

中條氏
また、これはベトナムのやり方の面白いところなのですが、ベトナムは日本以上に分業化が進んでいて、プログラマー、テスター、リーダー、ブリッジSEで役割が非常に明確に分かれています。そして、基本的に日本とベトナム間のやり取りはブリッジSEだけが行ないます。分業化は日本でも行なっていますが、ベトナムも徹底しているのが面白いところですね。もちろん、これを高いレベルで実現できたのもブリッジSEの力が大きいです

今回は、プロジェクト全体としても完全な分業化に成功している。クライアントからシステム開発や改修の要望があれば、要件定義やプロセスの決定、設計などの上流工程と、運用テストを日本にいるエンジニアが担当。パソナテックベトナムがプログラミングを担当した。個々の領域に対し責任感を持って完遂するよう、マネジメントが機能したからこその結果だろう。

今後は大規模プロジェクトで得た貴重な経験を活かし、パソナのintra-martソリューションを
さらに拡大

プロジェクトの完遂後もリコーグループのintra-martを活用した新規開発と、システムの運用・保守サポートは継続してパソナが行なっている。また、「intra-mart認定開発パートナー」ともなっており、パソナ独自のintra-martソリューションは現在、引く手あまただ。

最後に本プロジェクトを成功させた今回の開発メンバーに、プロジェクトで得た経験や今後パソナで働くことの魅力を語ってもらった。

梅野氏
さまざまな国籍のメンバーが集まった国際色豊かなプロジェクトで刺激があり、多くのことを学ばせていただきました。また、今回はリーダーとして各ステークホルダーとうまく折衝しながら、個々のパフォーマンスを最大化するプロセスを経験できました。自身の成長に大きくつながったと感じています
チェ氏
これだけ大規模なプロジェクトに関わることが初めてだったので、非常に勉強になりました。また、上流工程からリリースまで関わることも初めてで、自身にとってはチャレンジとなる案件でした。私はまだまだ未熟ですが、中條さんが率先して権限委譲を行ない、リーダーに抜擢してくれたことで貴重な経験ができたと思っています。悩むこともありましたが、日本・ベトナム双方のメンバーから、アドバイスをもらいながら乗り越えたときの充実感は大きなものでした
中條氏
今回のプロジェクトは私にとってもキャリア最大のプロジェクトでした。リコーさんの中では脱Notesという大命題があり、そこを成功に導いたことは実績としても価値あるものを得たなという思いです。

私たちのチームでは、intra-martを今後も中心に取り扱うため、ローコード開発のスキルを身につけることができます。また、ベトナムとの分業化が確立しているので、オフショアを通してグローバルなコントロール技術が得られるのも魅力だと思います。

やる気があればどんどんチャレンジしていける環境もあります。実際、梅野さんもチェさんも今までこれほど大型案件のPMを経験したことはありませんでしたが、無事やり遂げてくれました。やる気のある方であれば、積極的に任せていく環境です。ぜひ一緒に働きましょう。

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