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システムエンジニアにおすすめの資格10選

この記事ではシステムエンジニアの資格取得のメリットとそれぞれの資格の取得方法をご紹介します。

システムエンジニアにおすすめの資格10選

この記事ではシステムエンジニアの資格取得のメリットとそれぞれの資格の取得方法をご紹介します。

キャリア

2022/10/20 UP

システムエンジニアになるために資格は不要と言われますが、資格取得が何の意味もないわけではありません。資格は客観的にスキルを証明してくれるため、就職や昇進の際に役立ちます。

また資格の勉強自体が最新動向を知ったり、新しい知識を得たりすることにもつながり、資格試験を自分がスキルアップしていくためのマイルストーンにすることもできます。

この記事ではシステムエンジニアの資格取得のメリットとそれぞれの資格の取得方法をご紹介します。

なお、システムエンジニアについては、こちらの記事をご覧ください。
システムエンジニア(SE)とは - 仕事内容やスキルを徹底解説

システムエンジニアが資格を取得する必要性

まずはシステムエンジニアの資格の必要性について解説します。

システムエンジニアとして働くには資格がいるか

弁護士や医師のように国家資格を取得しなければつけない仕事ではありません。資格を持っていなくても独学でシステムエンジニアの仕事をしている方もたくさんいらっしゃいます。

現場で問われるのは資格の有無よりも、実務ができるかどうかです。一方で、仕事に必要な段取りを覚えたり、最低限必要な知識を得たりするには資格取得の学習が有効です。試験に合わせて体系的に内容を学ぶことができ、試験日を目標に据えて計画的に学べるので、学習もスムーズに行えます。また就職や転職する際にはスキルを証明する材料となるうえに、企業に入ってからは昇給条件になっているところも多くあります。

資格はたくさんあるので興味のあるものを選んで資格取得を検討しましょう。

国家資格とベンダー資格のどちらがよいのか

基本情報技術者試験に代表される国家資格は、広く汎用的な知識を問う傾向にあります。システムエンジニアの仕事の概要をつかみたい方や、明確な進路を決めていない方がまず取得を目指すものとしておすすめです。難易度は資格によってさまざまですが、受験要件を設けていない資格が多いので、比較的すぐに受験できます。

ミドルウェアやソフトウェアなどに関係したベンダー資格は、特定のソフトウェアや製品に対する知識があることを証明してくれる資格です。キャリアアップしていきたい道に近い資格を取るほど知識がそのまま役に立つ可能性が高いので、携わりたい内容に近い資格から学ぶと効率よく学べます。

実際にその製品を使ったことがないと合格が難しい資格もあるので、勉強を始める前に過去問などで概略を把握しておきましょう。

システムエンジニアにおすすめの資格

では、実際にどのような資格がよいのでしょうか。ここからはシステムエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験 クリックして拡大

基本的なITの資格であり、最初に取得するのに最適です。企業によっては入社前に入社前研修の一環として取得を促すところもあります。

広く浅くITの知識が問われ、合格できるだけの知識が身に着くころにはシステムエンジニアとしての一通りの仕事の知識が得られています。コーディングの経験が多い方でも、プロジェクト管理や法規などは知らなければ答えることができません。難しい問題ではないので、参考書や講座などで勉強してから臨みましょう。

春と秋の2回受験することができ、受験資格も特にありません。基本的なITスキルがあることを示すことができるので、就職の場面でも安心感につながる資格です。未経験からシステムエンジニアを目指す場合でも取得しておいて損はありません。

なお基本情報技術者試験については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
新しくなった基本情報技術者試験とは?合格を目指すメリットや勉強法も紹介

応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験 クリックして拡大

基本情報技術者試験より難易度が上がっており、より専門的な知識を習得することができます。IT全般の知識を網羅的に問われるところは基本情報技術者試験と同じです。

プロジェクトマネージャーの下で予算・工程・品質の管理を求められたり、自ら技術的問題を解決したりと、自主的な行動も求められます。指示に従うだけでなく自分で提案していける力はある程度の知識がないと得られないものです。

また合格した年度を含む2年以内に高度試験を受験する場合は、午前Ⅰ試験が免除されるメリットもあります。より上位の資格取得を目指すためにも取得を検討してみましょう。

応用情報技術者試験に関して詳しい内容が知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
応用情報技術者試験とはどのような試験?難易度や資格を取るメリットも説明

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

情報セキュリティマネジメント試験は、国家試験「情報処理技術者試験」の試験区分の一つです。情報セキュリティマネジメントを担う人材育成を推進することを目的として、2016年度から試験が始まりました。情報処理技術者試験のなかでは比較的合格率も高く、2021年度は52.4%、2022年度は61.2%の方が合格しています。

試験では情報セキュリティに関する幅広い知識が問われます。情報セキュリティの機密性・脆弱性・サイバー攻撃の手法など基礎知識のほか、情報セキュリティ管理の実践規範、マルウェアや不正アクセスなどの各種セキュリティ対策、関連法規などが重点分野として出題される傾向にあります。また、ネットワークやデータベース、システム監査、経営管理についての知識も押さえておきましょう。

資格取得の学習をとおして、情報セキュリティに関する知識を体系的に習得することができます。そのため、ITエンジニアだけでなく、業務で個人情報に触れる人もぜひ取得しておきたい資格といえるでしょう。

なお、情報セキュリティマネジメント試験については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
情報セキュリティマネジメント試験とは?導入の背景や2023年の方式変更について解説

システム監査技術者試験(AU)

システム監査技術者試験 クリックして拡大

システム監査技術者試験は、システム開発者からは独立した立場でリスクコントロールを担当する人が取得する資格です。情報システム責任者などを目指す人向けではありますが、設計時に知っておくと有用な情報もたくさんあります。

システム的にリスクがないかを判断する必要があるので、開発や運用方法などに一通りの知見が必要です。重ねて関連法規にも精通している必要があるのでITと法律の両方の知識が問われます。

監査を行ない、問題点を指摘するだけでなく、有益な改善提案をする必要もあるため、その企業の状態にあった提案力も求められる難易度の高い資格です。その分資格保持者もそれほど多くなく、合格できれば待遇アップや転職先の候補が増えることが期待できます。

システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験 クリックして拡大

システムエンジニアが携わることが多い上流工程に関わる資格です。要件定義や設計に必要な知識が問われ、整理や取りまとめの力も必要となります。上流工程を引き継いで下流の製造過程に入っていくため、システムの根幹を担う重要なプロセスです。ある程度現場で上流工程に関わったことがある人でないと合格は難しいともいわれます。

上流工程は顧客の要件を汲んだうえでシステム化するための仕様を決定していきます。ただし明確に要望としては出てこないセキュリティやハードウェア部分はこちらから提案する必要があり、検討が抜けてしまいがちなところでもあります。それぞれ専門のエンジニアの支援を受けながら、漏れのない上流工程の完了を目指せるスキルが身につく資格となっています。

なお、システムアーキテクトについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
システムアーキテクト(SA)とは?メリットやエンジニアとの違い、業務内容についても解説

ITストラテジスト試験(ST)

ITストラテジスト試験 クリックして拡大

事業戦略や事業計画が策定できるレベルの知識を学べる資格がITストラテジスト試験です。ひとつのシステムだけに収まらず会社全体のIT施策を担うような、より上流を目指すシステムエンジニアにおすすめの資格です。

ITを利用してビジネスプロセスを改善することが目的であり、単なる業務効率化を超えて新しい価値を生み出す提案が必要なこともあります。話題となっているデジタルトランスフォーメーションによる改革もITストラテジストの資格を持つ人がけん引役となるでしょう。

事業に関わる部分の問いが多いため、経営学やマーケティングに近い内容も問われます。

ITストラテジストの試験内容を詳しく知りたい方は以下の記事もご参照ください。
ITストラテジストは役立つすごい資格!その理由や取得すべき人について

データベーススペシャリスト(DB)

データベーススペシャリスト クリックして拡大

データを扱わないシステムはほとんど存在しないため、システムエンジニアはデータベースを取り扱う機会も多いです。データベーススペシャリストはデータベース関連の内容が網羅されており、習得することで業務のクオリティアップや幅の拡張が期待できます。

データベーススペシャリストはデータベースの専門家になるため、遅滞なくデータ更新ができることや、適切に管理できるデータベースの形などまで考慮する必要があります。セキュリティ的に問題がないことや、実稼働後の保守運用がしやすいことなどすべてを見ていなければなりません。

専門性が非常に高い資格ですが、取得できればデータベースのことはすべて任せられるエンジニアになれます。

なお、データベーススペシャリストについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
データベーススペシャリスト試験の内容とは?勉強法や合格のメリットも解説

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリスト試験は、国家資格「情報処理技術者試験」の試験区分の一つです。ITネットワーク技術の専門家としてのスキルを認定する高難易度試験で、合格率は例年10%台と低く、2022年度の合格率は17.4%にとどまりました。

ネットワークシステムに関連する問題が幅広く出題されます。ネットワークシステムの構築や運用などの実務スキルを問う問題に加え、ネットワークサービスの動向についての知識も問われます

ネットワークスペシャリスト試験に合格することで、ネットワークシステムに関する課題発見力・課題解決力を有していることを証明することができます。資格取得者も少なく、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアへのキャリアアップを検討している方にとっては、大きな武器となる資格です。

ネットワークスペシャリスト試験の勉強法に関して詳しい内容が知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
【合格体験者が語る!】ネットワークスペシャリストの勉強法と合格体験記

プログラミング言語の認定試験

業務によって必要なプログラミング言語は異なりますが、現在扱っている言語の資格は取得対象にするとよいでしょう。

・C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験 クリックして拡大

1級、2級、3級の3段階に分かれており、3級であればC言語を始めたばかりの方でも受験が可能なレベルとなっています。

2級と3級は選択式の問題ですが、コードを問われる形になっており実際にコードがかけないと正しい回答を出すのは難しいでしょう。1級は実際に自分でコーディングしていく実技試験となります。コンパイルからデバッグ、変更仕様書の作成までを含むため、小さなシステムを自分で開発していくような試験形式です。

なお、C言語プログラミング能力認定試験については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
C言語プログラミング能力認定試験とは?各級の出題内容や勉強方法を紹介

・Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験 クリックして拡大

機械学習の分野を中心に使われているPythonはエンジニアの需要も高く習得しておいて損はしない言語です。Pythonを学習するためのマイルストーンとしてPython3エンジニア認定基礎試験は最適な資格です。

主教材の掲載内容が出題範囲となることが決まっており、この一冊と一般的なシステム開発の知識を押さえておけばそれほど苦労せずに合格することができます。模擬試験も無料で公開されているので、繰り返し解いて出題形式にも慣れておきましょう。

なお、Python3エンジニア認定基礎試験については、こちらの記事も合わせてご覧ください。
Python3エンジニア認定基礎試験について、重点分野や勉強方法を解説

資格取得の方法

最後に、資格取得を目標として勉強を進めるための方法をご紹介します。

資格取得のために専門学校に通う

学習スケジュールを立てるのが苦手な方は、スクールに通うのが効果的です。資格試験日までに学習が終了するようにカリキュラムが決められており、計画的に学習を進められます。体系的に学べるので学習順を自分で段ドル必要もありません。学校によっては模擬試験も実施してくれます。

また講師に質問ができるのも初心者の学習をサポートしてくれる点です。自主学習室があるスクールを選べば、家庭の事情で自宅での学習が難しい人でも次週場所を確保することができます。

ただし決まった時間の講義に時間を確保する必要があることが多いので、ある程度時間に融通の利く人向けになります。一定期間集中して資格取得のために勉強したい方には最適な方法です。

独学で学習を進める

ある程度経験のある方や決まった時間を確保するのが難しい方は独学で学習を進めるのがおすすめです。参考書と問題集さえ用意すれば自分のペースで学習を進めることができます。特に実務に携わりながら資格取得を目指す方は、実務で必要なもの、近いものから学習していくと効率よく勉強を進めていけます。経験や知識のない所をあとに回し時間をかけて勉強していきましょう。

まとまった時間を確保するよりも日々学習を継続していく力が必要になるので、合格までモチベーションを維持する方法を考えておくと失敗がありません。試験日までの残り日数を逆算して計画的に学習を進める必要があります。

システムエンジニアはライフプランに合わせて資格取得を検討しよう

システムエンジニアとして働くために資格は不要ですが、取得しておく方が就職やキャリアアップに有利となります。自分のライフプランに合わせて資格取得のタイミングを検討してみましょう。試験が毎月行なわれている資格から、年に1度しかないものもあります。受験資格も含めて事前に情報を集めて検討することも重要です。

進みたいキャリアに合わせて得たい知識が得られる資格を取得していけば、確実に目指すところに近づくことができます。

なお、システムエンジニアの仕事に興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
システムエンジニア(SE)とは - 仕事内容やスキルを徹底解説