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プログラマーが取得したい資格9選!

この記事では、プログラマーの仕事の種類と未経験者がプログラマーとして活躍するために取得しておきたい資格をご紹介します。

プログラマーが取得したい資格9選!

この記事では、プログラマーの仕事の種類と未経験者がプログラマーとして活躍するために取得しておきたい資格をご紹介します。

スキルアップ

2022/06/17 UP

おもにコーディングを担うプログラマーは、作るものによって身に付けておきたい言語や必要なスキルが異なります。技術の発展の速度も速いので、自分で学習していく姿勢が求められます。このような背景から、資格取得は学習計画を立てるのにも役立ちます。

この記事では、プログラマーの仕事の種類と未経験者がプログラマーとして活躍するために取得しておきたい資格をご紹介します。

プログラマーの仕事

まずはプログラマーの仕事内容を具体的に紹介します。細かく見ていくと必要となるスキルが異なるため、目指したいキャリアに合わせて取得する資格も考えましょう。

分野によって業務が分かれる

プログラマーが専門とする分野によって、Web・アプリケーション・ゲームの3つに大きく分かれます。それぞれで必要な言語やスキルが異なるため、最終的に自分が何を作りたいかの方向性は決めておきましょう。

Web

Web開発を担当するプログラマーは、Webシステムのコーディングを行います。実際にクライアントが使う画面系を担うフロントエンドから、サービスの裏側となるデータ更新やサーバーの維持を担うサーバーサイドまで携われる業務は多岐に渡ります。

よく使われる言語としては、PHPやRuby、JavaScriptなどが挙げられます。

アプリケーション

アプリケーション開発を担当するプログラマーは、多くの場合インストール可能なアプリケーションのプログラムを行ないます。

ブラウザ上で使うWebアプリの開発になるとWEBプログラマーの仕事に近くなってきますが、スマートフォンで動くものや企業のなかで使う専門業務に特化したシステムなども担当範囲になります。使う言語がシステムによって異なり、場合によっては業務知識が要求されることもあります。

よく使われる言語としては、JavaやC#などが挙げられます。

ゲーム

ゲーム開発を担当するプログラマーは、ゲームシステムのプログラミングがおもな業務です。特にソーシャルゲームは短期間でアップデートを繰り返すため、効率よく開発を行なうことが求められます。ゲーム専用機器もあるためため、ゲームプログラマー独特の知識がいくつもあります。

よく使われる言語としては、C++、C#などが挙げられます。

システムエンジニアとの違い

プログラマーとシステムエンジニアの仕事はコードを書くと言う意味では似たような仕事です。ただし、システムエンジニアがプロジェクトの企画や設計まで担当するのに対してプログラマーは実装をおもに担当します。

処理速度の速いコード、処理負荷が低減できるコードなどの、高いレベルのプログラミングが求められるのがプログラマーです。

プログラマーにおすすめの資格

プログラマーにおすすめの資格

では、プログラマーはどんな資格をとるとよいのでしょうか。ここからは、プログラマーが取得するのにおすすめの資格を紹介します。

情報技術者試験系

情報技術者試験系 クリックして拡大

IT全般の知識が問われるため、IT業界に関わるなら取っておきたい資格です。

・基本情報技術者試験

プロジェクトや言語を問わずシステム開発をする際の共通認識になる知識が問われる試験です。広く浅く問われることになるため学習する内容は多いですが、どれも重要な事なのでしっかり押さえておきましょう。コーディングの経験がある方でも、プロジェクトマネジメントや法規の問題は見たことがなければ難しく感じるかもしれません。

参考書や過去問を参照してきちんと学習すればそれほど難易度は高くないため、きちんと学習して臨むことが求められます。

・応用情報技術者試験

自分で課題解決法を立案して、システム構築をしていく力が求められるのでシステムエンジニアを目指す方が取得することが多い資格です。プログラマーがこの資格を取ると、システムエンジニアの仕事内容を知ることができ、プロジェクトを円滑に回せる人材になれます。プログラマーのリーダー的存在を目指す場合、ぜひ取得を目指しましょう。

初心者は500時間以上の学習時間が必要とも言われており、仕事をしながら取得するのは少し大変な資格かもしれません。受験機会が春と秋の2回あるので、焦らずにきちんと計画を立てて勉強を進める必要があります。

応用情報技術者試験の詳細が知りたい方は以下の記事もご参照ください。
応用情報技術者試験とはどのような試験?難易度や資格を取るメリットも説明

プログラミング言語の認定試験

PHP、Ruby、Javaなどそれぞれの言語に合わせた認定試験が存在します。一例として以下をご紹介します。

・Oracle認定Java資格

Oracle認定Java資格 クリックして拡大

Oracle社が主催するJavaの資格です。Gold、Silver、Bronzeの3段階に分かれており、未経験者はまずBronzeの取得を目指しましょう。Javaの正しいスキルを持っていることを証明できる資格で、昇進や昇格の要件に使われることも多くなっています。

テストセンターで受験する方式のため、月に1度程度は試験が開催されています。就職や転職など必要なタイミングに間に合うように受験しましょう。受験時期を自分で決められる分だけ、計画的に学習する必要があります。

・PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験 クリックして拡大

Webサイトの作成によく使われるPHPはWebプログラマーを目指すなら、ぜひ身に付けておきたい言語です。学習のマイルストーンにPHP技術者認定試験を使ってみましょう。

この試験はPHPの開発能力に合わせて段階的に取得していけます。初級試験の勉強をすると基本的なPHPの開発プロセスを網羅的に学ぶことができます。上級の試験になるとより技術的なことが問われるため、難易度は上がりますが実務で使うことがたくさん入っている試験です。

認定教材を中心に学習していけば、独学でも十分合格を目指せます。

・Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験 クリックして拡大

Ruby技術者認定試験はRubyを学ぶ学生や開発にRubyをつかうエンジニアを対象とした認定制度です。合格するとRubyアソシエーションに認定されるため、Rubyの技術者としてキャリアを進めたいなら取得しておいて損はない資格です。SilverとGoldの2段階あり、Silverでは基本的な技術レベルを、Goldではクラスやオブジェクトに関する知識が問われます。

受験会場が全国にあり、定期的に開催されているため、ある程度いつでも受験することができます。準備を整えてから受験しましょう。

・C言語プログラミング能力検定試験

C言語プログラミング能力検定試験 クリックして拡大

C言語を使ったプログラムスキルが問われる試験です。1級から3級に分かれており、2級、3級は選択式ですが、プログラムの出力結果やコーディングの穴埋めなどが出題されるため、実際にコードがかけないと答えられない問題が多くなっています。出題形式になれないと回答しにくいため、過去問で慣れておくと安心です。

1級は実際のコーディングと変更仕様書の作成が必要になり、どのレベルもゼロからコードを書くのと同等のスキルが求められます。

ミドルウェアの認定試験

Android、Unityなど、よく使われるミドルウェアにも資格試験があります。プログラミングだけでなくミドルウェアの知識もあると携われる業務の幅が広がるため、業務で必要な場合、これらの資格も抑えておくとよいでしょう。

・Unity認定試験

Unity認定試験 クリックして拡大

Unityはゲーム開発によく使われるため、ゲームプログラマーを目指すなら取得しておきたい資格です。4段階に分かれており、レベルの高い資格になると受験資格に実務経験が求められます。まずはプログラマー認定を目指しましょう。デジタルアーティストを志すならアーティストの資格でも構いません。

もう一つVR開発者の資格がありますが、Unity認定ユーザー プログラマーに合格した人が対象となるため、受験の順番には注意する必要があります。

・Android技術者認定試験

Android技術者認定試験 クリックして拡大

Android Open Source Project(AOSP)が提供している、Androidを基盤としたアプリケーション開発者を対象にした認定試験です。スマートフォンやタブレットの普及にともない、Androidで開発できるエンジニアの需要が伸びており、取得しておくと仕事の幅を広げてくれる資格です。

アプリケーション技術者認定試験とプラットフォーム技術者認定試験の2種類が用意されているので、まず携わりたい方の資格を取得してみましょう。

資格取得でプログラマーとしてのスキルを証明しよう

プログラマーと一口にいっても、携わりたい分野で学ぶ言語の種類が変わってきます。進みたいキャリアを決めて、それに役立つ資格を取れると言語の勉強も進められるので便利です。学習時間が長く学ぶ量が多い資格もあるので、参考書や過去問を使いながらしっかり計画を立てて勉強しましょう。

プログラマーは特にスキルを客観的に証明することが重要になります。資格取得で自分のスキルを証明するためにも少しずつ段階を踏みながら勉強していきましょう。