インフラエンジニアが後悔する理由とは?後悔しないためにやるべきことも解説

インフラエンジニアが後悔する理由とは?後悔しないためにやるべきことも解説

本記事ではインフラエンジニアの後悔する内容を示すとともに、後悔しないためにやるべきことも紹介します。

インフラエンジニアはITシステムの裏方の業務がメインとなるため、経験のない方には業務内容をイメージしづらいかもしれません。実際の業務において何が大変で、どのようなことで後悔しているのでしょうか。本記事では後悔する内容を示すとともに、後悔しないためにやるべきことも紹介します。

そもそもインフラエンジニアとは?

ITの分野におけるインフラとは情報技術を支える基盤システムを指し、具体的にはネットワーク、サーバー、データベースなどが挙げられます。

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアはITインフラに携わるエンジニアの総称です。各担当領域によってネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなどに分けられます。

いずれのエンジニアもITインフラの基盤を裏方として支えるという重要な責務を担っています。

各エンジニアの業務内容の概要は次のようになります。

職種 業務内容
ネットワークエンジニア 情報機器同士を接続する通信ネットワークを構築する
サーバーエンジニア ファイルサーバーやWebサーバーなど各種サーバーを管理する
データベースエンジニア コンピュータ上の大量のデータを扱うデータベースを管理する
セキュリティエンジニア システム全体の安全性を担保する

インフラエンジニアの仕事内容

おもな仕事内容には設計、構築、監視、運用、保守の5つがあります。

設計と構築はインフラの開発における上流工程の業務。開発の初期段階に決められた要件からネットワーク・サーバー・データベースなどの環境をどのように構築するか検討し、構築したシステムのテストも行ないます。

構築済みのインフラ環境の監視と運用、保守などもインフラエンジニアの役割であり、これらは下流工程に分類される業務です。

設計や構築といった上流工程の業務と比べると専門的なスキルは必要ありませんが、トラブル発生時には迅速な対応が求められる業務です。

インフラエンジニアとして働いて後悔したこと

インフラエンジニアの業務で辛さを感じ、後悔するのはどのようなときでしょうか。ここでは代表的な例を4つご紹介します。

夜勤や休日出勤が多い

24時間365日稼働し続けるシステムの監視業務となると、夜勤や休日出勤が発生します。もし監視中に何かトラブルが発生した場合は障害の調査や復旧といった対応も求められることでしょう。

他にも新規システムを導入する際には、日中の業務の妨げにならないようにするため、お客様からの依頼で夜間や休日に作業することもあります。すると夜勤の業務で生活リズムが崩れる、休日出勤で家族との時間が取れないなどの不満が生まれがちです。

突発的なトラブル対応がある

保守の対象のシステムに障害が発生して停止すると、クライアントに金銭的な損害が発生することもあります。復旧までに時間がかかるほど損害の影響が大きくなるため、インフラエンジニアには迅速な原因調査および復旧作業が求められます。

不具合原因が1つではなく、複数の原因が複合的に存在する場合もあるでしょう。原因を的確に把握するにはシステムに対する幅広い知識が必要不可欠です。それだけでなく不具合発生状況を的確に聞き出し、チーム内で情報共有できるコミュニケーション能力も欠かせません。

必要な知識が幅広く勉強が大変

ITインフラはネットワークやサーバー、データベースなど複数のシステムで成り立つもの。そのため自分の専門分野に限らず、関連する技術の知識も蓄積しておく必要があります。データベースの構造を知らないエンジニアがサイバー攻撃からデータベースを守るセキュリティを構築できるはずはありません。

ともに仕事をするチームメンバーやクライアントと連携しながら仕事を進めるコミュニケーションのスキルも必要です。設計・構築の業務においてクライアントとの意思疎通が取れなければ、要求と異なる仕様の成果物ができてしまい、大きな手戻りが発生することも。またリーダーとしてプロジェクトに携わる際には業務全体を円滑に進めていくためのマネジメントスキルも要求されます。

単調な作業が多い

ITシステムの運用や保守の業務は、トラブルの発生していない間はおもにルーティンワークの業務です。マニュアル化された手順通りに作業することを求められるので経験の浅い方でも業務を進めやすいでしょう。

しかし単純作業の繰り返しを苦痛に感じる人もいます。そして新たにスキルを学ぶ機会も少ないため自身の今後に役立つような経験が得られにくいこともデメリットです。その点では設計や構築の業務のほうがスキルアップにつながりやすいでしょう。

インフラエンジニアになって良かったこと

インフラエンジニアになって良かったこと

ネガティブな側面を紹介してきましたが、ここからは、インフラエンジニアとして業務を行なうことのメリットにも目を向けてみましょう。

幅広い知識を身につけスキルアップになる

設計や構築の業務においてはITインフラに関する幅広い知識が求められます。ITインフラに特化したスキルを持つエンジニアとなれば他者と差別化でき、市場価値も高まります。業務に関連する資格も取っておけば、自身が身につけた能力の証明にもなるでしょう。

また監視・運用・保守の場合はトラブル対応の経験がスキルアップにつながります。実際の現場で発生するようなトラブルは設計段階では想定できないことも多く、実務経験を通した活きた知識が得られるのです。現場経験を持つエンジニアが設計・構築に携われば、実際に起こりうる事故や障害を想定したシステム開発が可能となります。

ITインフラ業界の将来性が高い

すべての産業の根幹となるDXやデジタル化は国家戦略として推し進められているため、その柱となるITインフラの需要は今後も高まっていくことが期待できるでしょう。日本のインターネットのデータ通信料は2018年から2020年の3年間で約2倍に増加しており、データセンターなどのデジタルインフラ整備の増強が必要とされています。

データ通信量の増大にともないインフラエンジニアの需要はさらに高まることが予想されています。データセンターの新規拠点整備が進めば、その運用に携わる人材も必要になるでしょう。また情報漏えいのリスクを考慮するとデータの信頼性が担保された環境構築が必須。他にもネットワークの負荷の軽減により省エネを進めることなど、高度なスキルを持つ人材が求められているのです。

インフラエンジニアが後悔しないためにできること

インフラエンジニアが後悔しないためにできること

インフラエンジニアとしての業務に不安を感じている方もいるかもしれません。仕事選びで後悔しないために、事前に準備しておくべきことをお伝えします。

仕事内容への適性があるか確認する

夜勤や休日出勤のある現場を担当することになれば、家族や友人、恋人などと過ごす時間が削られることになるでしょう。夜勤や休日出勤への適性は本人や家庭環境によって異なるので、自分の場合は問題ないかイメージしておくことをおすすめします。またトラブル対応はないに越したことはありませんが、発生した際には迅速な対応が求められることも覚悟しておきましょう。

ITインフラに関する幅広い分野に対し興味を持ち、新しい知識を身につけるために継続して勉強できるかという点も考慮すべきです。自分が興味を持てない分野の勉強を続けることは苦痛ですし、事前に自分が興味を持てる分野かどうか見定めておきましょう。

必要なスキルを勉強し身につけておく

インフラエンジニアの業務を知るため、活躍するために関連するスキルの資格を取ることをおすすめします。

基本情報技術者試験および応用情報技術者試験はITに関するエンジニアとしての基礎知識を習得するのに適しています。コンピュータのハードウェアやソフトウェアに関する基礎的な内容から、データベース・ネットワーク・セキュリティといったITインフラに関する内容も含まれています。意欲があればネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリストといった上級の資格にチャレンジするのもよいでしょう。

IT機器を製造・販売する企業が認証するベンダー資格の取得もおすすめです。製品の操作や保守に関するスキルの証明となり、国外でも評価される資格です。ITインフラ関連のベンダー資格には以下のものがあります。

CCNA ネットワークエンジニアの認定資格
LPIC Linux技術者の認定資格
AWS認定ソリューションアーキテクト Amazon Web Serviceの認定資格
ITIL ITサービスマネジメントの認定資格

インフラエンジニアとして後悔しないために、事前に業務内容をしっかり把握しよう!

インフラエンジニアが後悔することの例として、夜勤や休日出勤の多さ、突発的なトラブル対応、必要な業務知識の幅広さなどが挙げられます。一方で業務やトラブル対応の経験を通して幅広い知識が身につくこと、DXやデジタル化によりITインフラ人材の需要の高まることが期待できるというメリットもあります。

後悔しないためには、事前に業務内容を知ることでご自身がインフラエンジニアの適性があるか確認しておくとよいでしょう。またITインフラに関連する資格を取得できれば自身の能力の証明にもなるため、積極的にチャレンジすることをおすすめします。

資格の勉強を通して、まずはインフラエンジニアの業務を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

掲載日:2022/04/07

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