サーバーエンジニアの将来性は?クラウド時代に求められるスキル・技術を解説

サーバーエンジニアの将来性は?クラウド時代に求められるスキル・技術を解説

この記事ではクラウド全盛期の現代において、サーバーエンジニアの将来性や求められるスキル・技術を解説します。

TwitterやFacebookなどのwebサービス、企業の業務システム、金融システムなど今やITシステムは「問題なく動いて当たり前」の社会インフラとして認識されています。このようなITシステムを安定して稼働できるように支えるのが、サーバーエンジニアです。

サーバーエンジニアは古くから活躍していたエンジニアですが、近年急速に拡大するクラウド化の流れを受けて、業務内容や求められるスキルセットの変化を実感する方もいるのではないでしょうか。

この記事ではクラウド全盛期の現代において、サーバーエンジニアの将来性や求められるスキル・技術を解説します。

サーバーエンジニアとは?

サーバーエンジニアはサーバーの設計、構築から運用保守までを扱うエンジニアです。エンジニアとしてOSレイヤやミドルウェアレイアに関する業務の他、サーバー機器の設置やケーブリングなど、物理的な作業を任されることもあります。

サーバーエンジニアはインフラエンジニアの一種で、ネットワークレイアを扱うネットワークエンジニアと業務内容が類似することも多いですが、メインに扱う業務範囲が異なります。

サーバーエンジニアの仕事内容については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
サーバーエンジニアの仕事内容とは?必要なスキル・やりがいについて

サーバーエンジニアの将来性に対する意見

サーバーエンジニアの将来性に対する意見

世界的なクラウド需要の高まりや、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴う働き方改革を受けて、日本国内でもクラウドサービスの導入が急速に拡大しています。

一方、SaaS(Software as a Service)などクラウドサービスの導入形態によっては、クラウドサーバー上のソフトウェアを利用するため、従来のサーバーエンジニアが活躍する場は減少しています。このため、サーバーエンジニアの将来性を危惧する意見を見聞きすることもあるでしょう。

実際に、サーバーエンジニアの将来性については、ポジティブな意見とネガティブな意見の両方が混在している状況です。ここからはサーバーエンジニアの将来性に関する肯定的・否定的見解のそれぞれを解説します。

ポジティブな意見(サーバーエンジニアの需要は継続・拡大する)

クラウド化のトレンドは確かにあるものの、直近で従来のオンプレミスサーバーが全てなくなるわけではありません。

総務省が公表している令和3年版情報通信白書では、2020年時点でクラウドサービスを一部でも利用している企業は7割を超える結果となっていますが、全社的に利用していると回答しているのは約4割です。年々着実にクラウド化が進んでいる状況ではあるものの、未だ多くの企業はクラウドサービスと従来システムを組み合わせる形を継続していることが分かります。

このため、従来のような業務を担うサーバーエンジニアは現在の採用市場も安定して需要があり、大幅な需要拡大とはならないまでも将来性は見込めるという考え方です。

また、クラウドサービス導入に伴い、従来サーバーの停止やクラウドサービスへの移行作業も発生するため、引き続きサーバーエンジニアの需要は見込まれています。

ネガティブな意見(サーバーエンジニアに将来性はない)

「サーバーのクラウド化」、「サーバーレス」、「監視業務の自動化」などのキーワードからサーバーエンジニアの将来性を否定的にとらえる考え方です。

クラウド化は着実に進行していますが、IaaS(Infrastructure as a Service)やPaaS(Platform as a Service)などのクラウド導入形態の場合は、クラウドエンジニアとしてクラウド環境でのハードウェアのスペックやOS選定、構築などの業務が発生します。

従来の業務は縮小してしまうとしても、時代の変化に合わせてスキル・技術を高めれば、サーバーエンジニアが活躍できるフィールドは、むしろ広がっているといえるでしょう。

サーバーエンジニアに将来性はない?

ネガティブな意見がある一方で、実際のところサーバーエンジニアの将来性は高いと考えられています。従来のサーバーエンジニアのスキルに加えて、特にクラウド系の業務知識・スキルを身に着けることで、対応できる業務範囲は拡大します。

また、インフラ領域のセキュリティ関連ニーズもあります。日々高度化・巧妙化するサイバー攻撃から企業内の大切な情報資産を守るため、強固なセキュリティ対策が欠かせません。業務停止や情報消失・ブランドイメージの失墜など、企業の社会的信頼に大きな影響を与える「脅威」に対向するためのセキュリティ関連技能を習得することで、サーバーエンジニアの活躍の場はさらに広がります。

このように、オンプレミスサーバーを管理するだけのサーバーエンジニアに、新たな技術・スキルをプラスすることで、市場価値・将来性は大きく向上するでしょう。

クラウド時代のサーバーエンジニアに求められるスキル

クラウド時代のサーバーエンジニアに求められるスキル

サーバーエンジニアとして長く活躍していくためには時代の変化に合わせてスキルや業務知識を柔軟に変化させていくことが重要です。ここからはクラウド全盛期の現代社会において、サーバーエンジニアに求められるスキルを3つ解説します。

サーバー設計~保守運用に関するスキル

クラウド導入が確実に進行していますが、全てのオンプレミスサーバーがなくなるわけではありません。そのため、従来のサーバーエンジニアが必要とされてきたスキルセットは確実に習得しておきたいスキルです。

具体的には、サーバーOSの知識と構築スキル、各種ミドルウェアに関する知見などが該当します。業務で担当する中で知見を深めたり、各種認定試験などで体系的な知識を習得するなどサーバー設計~保守運用にかかる一連の業務スキルを身に付けましょう。

また、近年では仮想化やコンテナ化などの技術についても明るいと重宝される傾向があります。

コンテナで有名なDockerについては、こちらの記事も併せてご覧ください。
【触って理解!】Docker入門 - 初心者に向けて使い方や基本コマンドを解説

クラウドサービスに関するスキル

これからのサーバーエンジニアではクラウド技術の習得は必須といえるでしょうか。クラウドサーバーの構築運用や、オンプレミスからクラウドへの移行案件など幅広く活躍の場が広がっています。

クラウドサービスに関するスキルには、サーバーやネットワークの仮想化をはじめとする、クラウド技術全般に関する知識・スキルの他、AWSやGCP、Microsoft Azureなどパブリッククラウドに関する知識・スキルも重要です。

元々サーバーエンジニアとして業務していたのであれば、インフラ系の理解は十分なので、クラウド関連の知識習得は比較的スムーズです。大きなアドバンテージを活かすため、クラ関連の実務経験を積みながら、関連する資格取得に挑戦するのも良いでしょう。

セキュリティに関するスキル

全ての企業ではサイバー攻撃への備えが欠かせません。セキュリティエンジニアが担当する業務範囲ですが、サーバーエンジニアがセキュリティに配慮したサーバー設計・構築や、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や対策ができれば、さらに活躍の場が広がります。サーバーエンジニアとして培った基本的な技術・スキルを武器に、セキュリティ関連の知識をアップデートすることで市場価値は大きく高まるでしょう。

最新技術の勉強やスキルアップが欠かせないIT業界において、日々新たな脅威が誕生し、それに対向するための関連技術が開発されるセキュリティは特に変化が激しい分野です。セキュリティに関するスキル習得には、新しい情報を常にキャッチアップし、技術・スキルを習得しようとする姿勢が求められています。

なお、セキュリティエンジニアについては、こちらも併せてご覧ください。
セキュリティエンジニアとは?仕事内容や必要資格および未経験から目指す方法を解説

時代の変化をとらえ高スキルなサーバーエンジニアを目指そう!

サーバーエンジニアの仕事は業務範囲が広く、大規模プロジェクトを担当することも多い職種です。深夜や休日のトラブル対応などハードな側面もありますが、達成感がやりがいを感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、従来のオンプレミス型サーバーエンジニアではクラウド化が急速に進む現代社会において将来性を失ってしまいます。時代の変化を的確にとらえ、自身のスキルセットを柔軟に変化させることが、サーバーエンジニアとして活躍するための秘訣です。

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掲載日:2022/04/05

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