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IoTとは?活用のメリットや懸念点、身近な例をわかりやすく解説!

IoTの概要や活用のメリット、懸念点、IoTの身近な活用事例について解説します。

IoTとは?活用のメリットや懸念点、身近な例をわかりやすく解説!

IoTの概要や活用のメリット、懸念点、IoTの身近な活用事例について解説します。

知識・情報

2022/01/17 UP

近年ではインターネットの新たな技術としてIoTが浸透しており、さまざまなシーンで活用されています。従来のインターネットはコンピュータ同士をつなげるためのものでしたが、IoT技術の誕生でモノとインターネットがつながるようになり、私たちの生活はとても便利になりました。

この記事では、IoTの概要や活用のメリット、懸念点、IoTの身近な活用事例について解説します。

IoTとは「モノのインターネット」

IoTとは「Internet of Things」の略称で、「アイ・オー・ティー」と読みます。IoTはインターネットの新しい技術として開発されたもので、簡単にいうと、インターネットを経由してモノが通信を行なう技術のことです。

従来のインターネットはコンピュータ同士をつなげるものだったため、パソコンやサーバーといったIT関連機器でしか情報のやり取りができませんでした。しかし、IoT技術ではモノがインターネットにつながるため、離れた場所からモノの状態を把握したり、モノ同士で情報交換をしたりすることが可能となります。このことから、IoTは「モノのインターネット」とも呼ばれています。

またIoT技術はモノに限らず、人に関するデータや位置情報など、あらゆる情報を収集することが可能です。収集したデータはビッグデータとして管理・分析され、幅広いシーンで活用されています。

なお、IoTの意味については、こちらの記事も併せてご覧ください。
IoTの意味とは?IoTの活用事例と将来性について

IoTで実現できること

IoT技術の誕生により、これまで不可能だったことが実現可能となりました。IoTで実現できることは、大きく分けて以下の4つがあります。

・離れているモノを操作する

・離れているモノの状態を確認する

・離れているモノの位置を把握する

・離れているモノ同士でデータを送受信する

IoT技術では、モノにセンサーを取り付けることで遠隔監視やデータ計測ができるようになるほか、モノが放っている電波を計測すれば位置や方向、目的までの距離を導き出すことができます。

例えば、エアコンにセンサーを取り付ければインターネット経由で操作ができるため、エアコンをつけっぱなしで出かけてしまった場合も出先からOFFにできます。また、バスの位置情報から待ち時間を推測したり、紛失したもの場所を確認したりすることも可能です。

さらに、モノ同士のデータを連携させれば、今まで人の手で行っていた作業を自動化できるため、危険な場所での作業が不要になったり、業務効率化につながったりすることが期待できます。

IoTに必要な4つの要素

IoTに必要な4つの要素

IoTはモノが通信を行なう技術になりますが、モノをインターネットにつなぐには以下4つの要素が不可欠となります。

モノ

IoTには主体となるモノが必要です。一般的には家電やライト、時計、車、電車などが挙げられますが、IoT技術ではあらゆるモノが対象となります。厳密にはセンサーを取り付ける必要があるため、センターを取り付けられるモノであればすべてが対象です。

センサー

モノが通信を行なうためには、モノの周辺環境を察知し、データとして読み込むためのセンサーが必要です。モノにセンサーをつけることで、はじめて状態や形状、位置、重さ、速度、音声、においなど、さまざまな情報を感知できるようになります。

ネットワーク

ネットワークは、センサーが読み込んだデータを端末に送るための通信手段になります。データの送信にはインターネット環境が必須となり、近年では無線ネットワークを使うのが一般的です。ただし、データ量や用途によってはうまく動作しないケースもあるため、データの大きさや送る速さ、距離などによって最適なネットワークを選ぶことが大切です。

アプリケーション

アプリケーションは、端末に送られてきた情報を可視化するための要素です。通常、端末に送られてくるデータは暗号化されていたり、データ量が膨大だったりするため、アプリケーションによって適切な処理を行ない、人が理解しやすい情報にまとめる必要があります。

IoTを活用するメリット

IoTを活用するメリット

IoTでモノとインターネットがつながると、社会や日常生活においてさまざまなメリットが生まれます。

生活が便利になる

モノとインターネットがつながることで、モノを離れた場所から遠隔で操作・管理できたり、手動だった作業を自動化したりすることが可能です。

また、IoTが工業や農業、医療、運輸といったあらゆる分野で応用されることで、これまで不可能だったことが可能になり、私たちの生活がより便利なになることが期待できます。

新しいサービスの誕生

今までできなかったことが可能になることは、新しい商品やサービスの誕生にもつながります。IoT技術はセンサーを付けられるモノであればどんなものでも対象になるため、今までなかった画期的な製品やサービスが生まれやすく、これらが普及していくことでより豊かな社会を実現することができます。

働き方改革の推進

近年は、働き方改革の一環として多くの企業がフリーアドレスやテレワークなどを導入しています。IoT技術の活用は、社員の位置情報や施設の利用状況、出退勤時間の管理などを容易にし、働き方改革を推進することが可能です。その他、業務にIoTを用いることで、生産性の向上や労働時間の短縮が期待できます。

なお、エンジニアの働き方改革については、こちらの記事も併せてご確認ください。
エンジニアの働き方改革の現状は?メリット事例も紹介!

IoTの懸念点

IoTの懸念点

IoTの活用にはさまざまなメリットがありますが、以下のような懸念点もあるので注意が必要です。

セキュリティリスク

IoTでは、インターネットを介してすべての情報がやり取りされるほか、機器の容量や処理能力が比較的小さくなるため、ハッキングや情報漏洩といったセキュリティリスクが高まります。

例えば、パソコンやスマートフォンの場合は機器の容量や処理能力が大きくなるため、OSによってセキュリティが確保されています。一方、IoT機器はOSレベルのセキュリティ機能が少ない場合が多いため、サイバー攻撃のターゲットになる可能性も指摘されています。

IoTでは個人情報や支払いに関する重要なデータもやり取りされるため、IoTを取り入れる際には十分なセキュリティ対策が必須です。

IT人材の不足

2020年から第5世代移動通信システム(5G)が導入されたことにより、IoTサービスも更なる拡大が予想されています。しかし、日本ではIT人材の不足が問題視されており、そのなかでもIoT、AIを担う人材の不足は深刻化するといわれています。

IT人材が確保できなければIoT技術の開発はもちろん、既存サービスの管理や制御にも支障が出る可能性があるでしょう。

通信障害による影響

インターネットにつながるモノが増えていくと、電波干渉という問題が起こります。電波干渉とは、電波の混線により正常に接続できなくなったり、誤作動が起こったりする事象のことで、電波干渉が起こるとIoTがIoTの機能を果たさなくなってしまう可能性があります。また、大規模な通信障害などが起きた場合も、大きな影響を受けることは避けられません。

IoTが活用されている身近な例

IoTが活用されている身近な例

IoT技術は私たちの身近でもすでに活用されています。ここでは、身近なIoT技術の活用事例として4つのサービスをご紹介します。

スマートLED

照明のオンオフ、光量・光色の調節など、さまざまな操作がスマートフォンで行なえるサービスです。自宅にいるときはもちろん、外出先からでも操作が可能なので、電気を消し忘れたときなどにも便利です。また、長期間家を開けるときも、照明を定期的につけたり消したりすることで、防犯効果も期待できます。

機能性は商品によって異なり、操作を時間で管理できるタイマー連動機能や、調光を音楽と連動させる音楽連動機能、スピーカー内蔵型などがあります。

自動運転

自動車の自動運転においてもIoT技術は不可欠です。仕組みとしては、カメラで撮影したデータをクラウド上へ送信し、それをもとにAIが運転の指示をするというもので、自動車の各パーツからデータ収集を行なう技術としてIoTが活用されています。

自動運転は人の命に係わる重要なサービスになりますが、ネットワークに5Gを利用することでデータの遅延がなくなり、正確で安全な自動運転が実現できます。

単身高齢者向け見守りサービス

室内に設置されているセンサーが居住者の状態をデータ化することで、離れた場所から居住者の状態を確認できるようにしたサービスです。サービスの利用には専用アプリケーションを使用するのが一般的で、スマートフォンなどの良く使うデバイスにダウンロードすれば、いつでも手軽に確認することができます。

一人暮らしの高齢者に限らず、子供やペットの見守りにも活用されています。

スマートスピーカー

スマートスピーカーとは、音声を認識し、対話形式で要望に応じてくれる端末のことです。例えば、部屋の電気をつける際には「電気をつけて」といえばセンサーが反応し、電気をつけてくれます。

照明以外にもさまざまな用途に対応していますが、IoT技術が活用されているのはテレビやエアコン、照明のオンオフといったシーンになります。

<スマートスピーカーの機能例>

・照明の操作

・時間の確認

・音楽を聴く

・ラジオ・ニュース番組を聞く

・天気予報を聞く

・計算をする

・翻訳をする

・通話をする

IoTは私たちの日常生活をより便利にする画期的な技術

IoTとはモノとインターネットをつなぐ技術のことで、「モノのインターネット」とも呼ばれています。IoTは、センサーを取り付けられればどんなモノも対象となり、モノ、センサー、ネットワーク、アプリケーションの4要素がそろうことで活用することが可能です。

IoTでインターネットにつながるモノが増えると、私たちの日常生活が便利になるだけでなく、新しいサービスの誕生や働き方改革の推進も期待できます。

ただし、情報のやり取りはすべてインターネットを介して行なわれるため、セキュリティリスクに注意が必要です。これからの時代は、セキュリティリスクについてしっかり理解しながらIoTを利活用していくことが求められます。