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CTOとは?役割や仕事内容、CEOとの違いまでわかりやすく解説

CTOの概要から役割や仕事内容、CTOに求められるスキルなどについて解説します。

CTOとは?役割や仕事内容、CEOとの違いまでわかりやすく解説

CTOの概要から役割や仕事内容、CTOに求められるスキルなどについて解説します。

キャリア

2021/12/27 UP

技術の進歩やDX推進などで企業におけるICT活用の重要性が高まっている昨今、CTOという役職を聞く機会が増えています。CTOがどのような役職なのか、どのような仕事内容なのかを知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、CTOの概要から役割や仕事内容、CTOに求められるスキルなどについて解説します。

CTOとは?

CTOとは?

はじめに、CTOの概要と併せて、CEOなどとの違いについて見ていきましょう。

CTOは最高技術責任者

CTOはChief Technology OfficerまたはChief Technical Officerの略称であり、最高技術責任者を表します。企業の技術領域における最高責任者として、技術と経営を結びつけた経営層としての役割が求められます。

CTOは日本の会社法などで定められている役職ではありません。しかし、近年では日本企業でもICT化が進み、外資系企業やスタートアップ企業を中心に浸透し始めています。

もともとは1980年代のアメリカで登場した役職ですが、企業として技術の高さが重要視され始めている昨今では、徐々に役職として用意する企業が増えてきています。

CEOなどとの違い

CTOと似た用語として、CEOをはじめさまざまな役職が存在します。それぞれの違いを簡単に表にまとめました。

役職 正式名称 概要
CEO Chief Executive Officer 最高経営責任者。企業のトップで執行役員の代表格
CIO Chief Information Officer 最高情報責任者。情報システム関連業務の責任者
COO Chief Operating Officer 最高執行責任者。業務執行の責任者であり、事業活動のトップ
CKO Chief Knowledge Officer 最高知識責任者。企業内の知識やノウハウなどの情報を管理する責任者
CSO Chief Sustainability Officer 最高サスティナビリティ責任者。持続可能戦略の立案実行の責任者

CTOを含め、各分野の最高責任者として複数の役職が存在します。近年は事業活動の多様化にともない、分野ごとに責任者を配置する必要性が生じてきました。

CTOもその一部であり、最高責任者としての立場は同じですが、分野が異なる点がそれぞれの違いとなっています。

なお、CIOやCSOについて詳しく知りたい方は、CIOとは?求められる役割や必要なスキルについて解説CSOとは?企業における重要性や役割について紹介にて解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

CTOの役割、仕事内容

CTOの役割、仕事内容

CTOはおもに3つの役割を担う存在です。仕事内容と併せて、CTOの役割について解説します。

エンジニアの採用と教育

CTOは技術分野の責任者として、エンジニア採用の方針を決定することも多くあります。技術面で企業目標を達成するために足りないものがなにか、という視点から自社にとって必要な技術力を持つエンジニアの人物像を、既存社員とのバランスなどを見ながら定めていきます。

特に中小企業やスタートアップ企業に属するCTOの場合は、エンジニアの採用に関わる役割は強くなるでしょう。また、採用後の育成にも関わり、技術チームのスキルを高めることも役割の一つです。

技術戦略の意思決定

CTOは技術面に関わるすべての意思決定に責任を持つ立場です。経営陣として企業目標を達成するためにどのような技術が必要化を見極め、市場動向もチェックしながら意思決定を行ないます。

例えば、新規事業を起こす際などに必要な技術の選定や最終的な意思決定を担います。多数の技術者が存在する企業のなかで、そのトップとして企業にとって最善の選択が求められる存在です。

技術経営方針の策定

技術面から経営を支え、会社が目指す方向性やビジョンを実現することも重要な役割の一つです。技術を具体的な事業に結びつけ、経済的な価値を創出することが求められます。

既存の技術を事業にまで昇華させるためには、技術についての深い理解と柔軟な発想力、経営に関する知識が必要となるでしょう。企業戦略を踏まえた上で技術戦略を立て、新しい事業を生み出すことも重要な役割の一つです。

CTOになるためには

CTOになるためには

CTOにはさまざまなスキルや知識が求められます。CTOを目指す場合に必須となるスキルや知識について紹介し、具体的な手段について解説します。

求められるスキル

CTOには技術を運用・活用するための思考力やリーダーシップ、柔軟なビジネス思考、経営に関する知識など、幅広く深いスキルや知識が必要です。CTOは技術に精通するだけでなく、その技術をどのように経営やビジネスに活かせるかを考えて実行する能力が求められます。

・技術を運用、活用するための思考力

技術力の高さはもちろんのこと、自身が持つ技術スキルや知識・経験をどのように運用し、活用するのかを多角的に考えて判断する能力が必要です。会社にとって利益が最大化するための思考力が求められます。

・リーダーシップ

最高責任者であり、人の上に立つ存在であるためリーダーシップは欠かせません。技術チームのパフォーマンスを向上させるために、しっかりとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くためのスキルも重要です。

・柔軟なビジネス思考

常に変化する社会情勢を把握し、固定観念にとらわれることなく技術をどのようにビジネスに活かせるかを思考する能力が求められます。技術分野の最高責任者としてあらゆる事態に備え、柔軟なアクションを起こすための思考力が必要です。

・経営に関する知識

CTOは経営陣として企業に利益をもたらさなければなりません。技術を用いて自社の利益を最大化するために、経営の面からも技術活用を検討する必要があります。CTOは単なる技術分野のリーダーではなく、経営陣としての活動が求められます。

転職・昇進・起業の3つの手段

CTOは日本の会社法で定められた役職ではないため、現在ではまだ馴染みのない企業も少なくありません。しかし、今後CTOを役職とする企業は増えることが予想され、CTOの存在は欠かせないものになる可能性があります。

そんなCTOになるための方法としては、大きく転職・昇進・起業の3つの手段が考えられます。

転職はすぐにでも取り掛かれる方法であり、CTOを求める企業に転職する方法です。CTOの求人を探して転職エージェントなどを活用することでCTOを目指せます。

自社内でCTOのポジションが用意されている場合には、昇進することで目指す方法も考えられるでしょう。その場合には、技術的なスキルだけでなく経営陣としての幅広い知識や教養を身につける必要があります。

もう一つは、自身で会社を立ち上げ、CTOとして会社を運営する方法です。その他の手段に比べて安定性は落ちますが、自身が成し遂げたいことが明確な場合には、最良の選択肢となるでしょう。

CTOを役職とする企業は増え始めている

CTOは最高技術責任者のことであり、企業の技術領域における最高責任者として、技術と経営を結びつけた経営層としての役割が求められる立場です。

CTOはエンジニアの採用と教育・技術戦略の意思決定・技術経営方針の策定がおもな3つの役割です。近年では日本企業のICT化も進んでおり、CTOを役職とする企業が増え始めています。

今後はより重要視される可能性が高く、企業における重要なポジションとして多くの企業で採用されることになると予想されます。