IoTエンジニアとは?仕事内容や求められるスキルを解説

IoTエンジニアとは?仕事内容や求められるスキルを解説

IoTエンジニアの仕事内容や年収と併せて、IoTエンジニアに求められるスキルやなるための方法について解説します。

近年、さまざまな技術が発達したことで“IoT”が普及し始めています。今後さらに発展することが予想されるIoTですが、そんなIoTを開発するIoTエンジニアになるためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

この記事では、IoTエンジニアの仕事内容や年収と併せて、IoTエンジニアに求められるスキルやなるための方法について解説します。

IoTエンジニアとは?

はじめに、IoTの概要からIoTエンジニアの仕事内容・年収について解説します。

そもそもIoTとは?

IoTはInternet of Thingsの略称であり、あらゆるモノがインターネットを通じて通信することを表します。あらゆるモノがネットワークを通じて情報のやり取りが行なえるようになることで、今までにない新たな価値を創造できるようになります。

例えば、エアコンや照明機器などを外出先からモニタリングしたり、操作できたりできるように。その他にも、工場内の機器に取り付けて稼働状況を監視し、故障の予兆を検知するなども実現可能です。

IoTはさまざまなモノに新しい付加価値や概念をもたらします。

なおIoTについては、次の記事も併せてご確認ください。
IoTの意味とは?IoTの活用事例と将来性について
スマートIoTとは?言葉の意味や導入方法

IoTエンジニアの仕事内容や年収

IoTエンジニアはIoTを開発するエンジニアです。その仕事内容はプログラミングだけでなく、企画や設計などの上流工程も担当することが多い職種です。

IoTの領域はソフトウェアからハードウェアまで幅広く、組み込み技術やネットワーク、セキュリティなどの知識・スキルも求められます。幅広く、深い知識・スキルが要求されるIoTエンジニアは、年収も高めです。

パソナテックに掲載されている求人情報をもとにすると、平均年収は500~800万円ほどです。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和2年)によれば日本人の平均年収は459万8000円であるため、IoTエンジニアの平均年収が高いことがわかるでしょう。

(2021年8月現在)

IoTエンジニアは不足している

IoTエンジニアは不足している

IoTは今後どんどん増えていくことが予想されますが、現時点でIoTエンジニアは不足しています。2019年のIoT市場は16.4兆円と成長市場にありますが、その需要の増加にIoTエンジニアが追いついていないという現状です。

IoTエンジニアには幅広く深い知識・スキルが求められるため、誰でも簡単になれる職種ではありません。その反面、IoTエンジニアとして活躍できるだけの知識やスキルは非常に価値が高く、需要の高さや不足している現状からも非常に人材価値が高いといえるでしょう。

人手不足は日本社会全体の課題です。業種を問わず社会全体で働き手が不足している状況であり、IoTはその課題を解決するためにも役立てられます。働き手を急速に増やすことは困難ですが、IoTによって人手不足を解消することは可能です。

このことからも、IoTエンジニアの需要は今後さらに高まることが予想されます。

IoTエンジニアに求められるスキル

IoTエンジニアに求められるスキル

IoTエンジニアには幅広く深い知識が求められますが、具体的にはどのような知識・スキルが必要なのでしょうか。ここでは、その代表的な知識やスキルについて解説します。

組み込み系の知識・スキル

IoTは家電などのなかに組み込まれたコンピュータを制御することもあり、組み込み系の知識やスキルが求められます。組み込み系エンジニアと同様にC言語やC++、Java、Pythonなどのプログラミング言語を使用するため、これらの言語スキルが求められるでしょう。

また、IoTデバイスは小型のデジタルデバイスであることが多く、ソフトウェア・ハードウェアに関する組み込み系の全般的な知識・スキルが必要です。プログラミング言語だけでなく、OSに関連する知識も身に着けましょう。

さらに、IoTデバイスをスマートフォンアプリで操作することも多く、スマートフォンアプリに関する知識やスキルも必要です。

なお、IoTと組み込みの関係については、次の記事も併せてご確認ください。
IoTで重要となる組み込み技術とは?

ネットワーク・セキュリティ

IoTはネットワークに接続するため、ネットワークに関する知識が必要です。近年では5GやWi-Fi、Bluetoothなどの無線通信技術が積極的に活用されているため、これらの知識が求められます。

加えて、リアルタイム通信などを行なう場合には効率よくデータの送受信ができるようにするために、ネットワークの深い知識が必要になることも。最適なネットワーク環境の構築という点で、インフラに関連する知識やスキルも求められます。

さらに、IoTデバイスを不正に利用されないためのセキュリティ対策も必須です。ネットワークに接続する以上、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクが存在するため、セキュリティに関する知識も必要です。

AI(人工知能)

IoTはAI(人工知能)と組み合わせて利用される場面も多くなります。例えば、IoTデバイスで収集したデータをクラウド上でAIを使って認識・分析・解析するなどが考えられます。

自動運転技術などでは、カメラでとらえた路面状況や標識などから瞬時に最適な動作を選択しなければなりません。IoTで取得したデータをより効率的にAIで処理するためにも、AIに渡すデータの最適化はIoTエンジニアの力量に委ねられます。

AIとの連携が多いことからもAIや機械学習などの知識があれば、IoTエンジニアとしても貴重な人材となるでしょう。

IoTエンジニアになるためには

IoTエンジニアを目指す上で絶対に欠かせないものはプログラミングスキルです。IoTデバイスを開発することがおもな業務であるため、C言語やC++、JavaPythonなどのいずれかの言語での開発経験は必須といえるでしょう。

近年では、C言語やC++に代わる言語としてRustも注目を集めています。RustはC言語やC++のセキュリティ的な弱点を克服できる新しい言語として、MicrosoftやGoogleでも利用されている言語です。

これからプログラミング言語の習得を考えている場合には、Rustも候補の一つに挙げるとよいでしょう。もしも、開発経験がなかったとしても20代であればポテンシャル採用される可能性はあります。そのため、最低限のプログラミングスキルは身につけておきましょう。

IoTエンジニアになるためには幅広く深い知識・スキルが必要です。まずは組み込み系エンジニアを目指し、業務を通してハードウェアなどの知識を身に着けつつ、IoTエンジニアを目指すことも一つの方法です。

その他には、IoT検定やエンベデッドシステムスペシャリスト試験などの資格を取得することで、就職や転職時に活かせるため資格の取得も検討してみてはいかがでしょうか。

需要が高まるIoTエンジニアを目指そう

IoTを開発するIoTエンジニアは需要が高く、今後はさらに求められることが予想されます。

IoTエンジニアにはプログラミングスキルだけでなく、ソフトウェア・ハードウェア、ネットワーク・セキュリティ、AIなどの幅広く深い知識・スキルが求められます。プログラミングスキルを基礎として、その他の技術に関する知識やスキルを少しずつ身につけていきましょう。

IoTエンジニアになるためには、求められる知識やスキルの高さから未経験では難しいかもしれません。まずは、組み込み系エンジニアを目指し、業務経験を通じて知識やスキルを身に着け、IoTエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

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