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ネットワークエンジニアにも求められるプログラミング、その理由やおすすめ言語とは

ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語について紹介します。

ネットワークエンジニアにも求められるプログラミング、その理由やおすすめ言語とは

ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語について紹介します。

スキルアップ

2021/07/19 UP

ネットワークに携わる業務を中心に行うネットワークエンジニアにとって、一見プログラミングは関係がないように思われます。しかし、近年ではそのあり方が変わりつつあり、今やネットワークエンジニアにもプログラミングが求められる時代となりました。

この記事では、その理由からネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語について紹介します。

ネットワークエンジニアにプログラミングが必要な理由

近年、ネットワークエンジニアにプログラミングが求められる理由とは何でしょうか。ここでは、その理由を3つに分けて解説します。

クラウドの普及

最も大きな理由としてあげられるものがクラウドの普及です。従来はオンプレミス環境の閉ざされたネットワークの構築などがネットワークエンジニアのメインの業務でしたが、近年ではクラウドサーバーの管理のためにスクリプトを書く機会が増えています。

クラウド環境の構築においてサーバーを含めたネットワークの構築は効率よく制御・管理するためにスクリプトを利用します。加えて、スクリプトを書くだけでなく、すでに書かれているスクリプトを読む技術も必要であり、総じてプログラミング能力が求められるようになっているのです。

対応業務の広範囲化

先程あげたとおり、ネットワークエンジニアがネットワークのみを対応していた時代は終わりを告げようとしています。クラウド環境化ではサーバーまで含めて対応を求められることも増え、アプリケーションエンジニアやサーバーエンジニアなどの不足のために広範囲に渡って対応することが求められているのです。

また、クラウドだけでなく、ネットワークの仮想化(SDN)の台頭もネットワークエンジニアにプログラミングが必要な理由としてあげられ、SDNの制御技術である“Open Flow”を扱うためにもプログラミング能力が求められます。

このように従来のL2スイッチ、ルーター、ロードバランサなどの対応だけでなく、環境全般をより効率的に構築・維持管理するためにプログラミング能力が必要となります。

市場価値の向上

IT環境が従来のオンプレミス環境からクラウド環境に変わりつつある今、従来どおりのネットワーク技術だけでは取り残されてしまう可能性があります。クラウド・SDNといった新たな技術を活用するためにも、プログラミングを身に着けて自身の市場価値の向上を目指すべきでしょう。

環境の変化に伴ってスキルを磨き上げることは、自身の市場価値の向上に繋がり、昇進や転職などの際にもプログラミング能力の有無は大きく影響すると考えられます。このように市場価値の向上、キャリアアップを目指す上でもネットワークエンジニアにとってプログラミングは必要なのです。

ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語

ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語

ここでは、ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語を4つ紹介します。それぞれの特徴を簡単に解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Python

AI(人工知能)や機械学習などの注目が集まる昨今、Pythonの人気が高まっています。PythonはAI開発だけでなく、Web開発などにも活用できる汎用性の高い言語です。

Pythonの構文はわかりやすく、読みやすい用に作られており、これからプログラミングを学ぶ上で最もおすすめのプログラミング言語となっています。

なお、Pythonの詳細については、こちらの記事も併せてご確認ください。
Pythonでできること8選!仕事への活用方法から学習方法まで解説

JavaScript

JavaScriptは本来クライアントサイドのプログラミング言語ですが、近年開発が進み、Node.jsなどサーバーサイドでも利用されています。

JavaScriptは自由度が高く、特にjQueryなどを利用したフロントエンドのみの開発であれば開発環境も簡単に作ることができます。そのため、プログラミングの初学におすすめの言語になっています。

なお、JavaScriptの詳細については、こちらの記事も併せてご確認ください。
JavaScriptでできることとは?特徴と共にJavaScriptエンジニアになるための勉強法も解説

Ruby

RubyはRuby on Railsというフレームワークと併せてWebシステムの開発によく利用されるプログラミング言語です。日本初のプログラミング言語であり、日本語の情報が集めやすい点も初学におすすめの特徴です。

Rubyでバックエンド処理の開発を行う場合、フレームワークとしてはTremaやRuby on Railsを利用することが多いため、これらを中心に学習をすすめると良いでしょう。

なお、Rubyの詳細については、こちらの記事も併せてご確認ください。
Rubyでできることは?初心者におすすめの理由も解説

Java

Javaは世界的にも人気の高い言語であり、今回紹介したプログラミング言語の中では最も汎用性の高い言語です。日本においては特にシステム開発で用いられることの多い言語であり、ネットワークの仮想化技術の実装においてもOpenDaylightやBrocade Vyatta Controllerなどのフレームワークが利用できます。

習得難易度は他のプログラミング言語に比べて高いと言えますが、さまざまな場面での活用が可能です。

なお、Javaの詳細については、こちらの記事も併せてご確認ください。
【入門】Javaとは?言語の特徴やプログラミングの流れをわかりやすく解説!

ネットワークエンジニアがプログラミングを学習する際の注意点

ネットワークエンジニアがプログラミングを学習する際の注意点

最後に、ネットワークエンジニアがプログラミングを学習する際の注意点を紹介します。

すべてを完全に把握しようとしない

プログラミング言語を学ぶ上で、始めに気をつけるべきことは“すべてを完全に把握しようとしない”ということ。プログラミング言語のすべてを完全に把握しようとすることは、辞書の内容をすべて把握(暗記)するようなものです。

プログラミング言語はあくまでも、システム開発や目的とする動作のためのスクリプト作成を行う“手段”でしかありません。プログラミングの基礎である変数やループ、条件分岐などの考え方を学び、プログラミング言語ごとの言語仕様の基礎を身につけたら、実際に何かを作ることをおすすめします。

目的とする作成物のためにわからないところを都度調べ、徐々に自身のプログラミングスキルを蓄積する学習方法が効率的です。

実際に手を動かしながら学習をすすめる

プログラミングは知識を取り入れるだけでは身につきづらく、例えばプログラミングの教本を読むだけでは習得は難しいと言えるでしょう。実際に手を動かしながらコードを入力し、トライアンドエラーを繰り返して身につけていきます。

ここでも、目的とする作成物を決め、実際にコードを入力しながらわからないことは都度調べる、というやり方がおすすめです。まずは簡単なものから取り組み、徐々に開発規模を大きくすると良いでしょう。

実際に手を動かしながらプログラミングを進めていくと、空き時間でもアルゴリズムなどを考える癖が身につきます。効率よくプログラミング学習を進めるためにも、実際に手を動かしながら学習を進めましょう。

独学以外の学習方法も視野に入れる

ネットワークエンジニアとして働いている場合、学習の時間も限られてきます。プログラミングは独学でもある程度は学べますが、より効率よく学習するためにはスクールなどの活用も視野に入れると良いでしょう。

スクールも完全オンラインのものから、学校のように座学するタイプのものまで幅広く存在しています。スクールを選ぶ際には最終的な目標を持ち、それが達成できるスクールを自身の環境に合わせて選択します。

プログラミングはあくまでも手段であり、プログラミング言語を習得することは目標にしてはいけません。プログラミングを活用してどのようなことを達成したいかを目標とし、その目標の達成に向かって学習を進めましょう。

プログラミングを覚えてネットワークエンジニアとしてスキルアップ

ネットワークエンジニアは“ネットワークだけの担当”という時代は終わりを告げようとしています。クラウドの普及やネットワークの仮想化技術など、環境の変化によってネットワークエンジニアのあり方が変わってきているのです。

ネットワークエンジニアとしてスキルアップを目指すのであれば、プログラミングの習得は最適です。なぜなら、クラウド環境の管理のためのスクリプトや、Open Flowを取り扱うためにプログラミング能力が求められ、今後の市場価値の向上にも繋がるからです。

この記事では、Pythonを始めいくつかのプログラミング言語を紹介しましたので、それらの中から学習を進めてみてはいかがでしょうか。