アプリ開発のアイディアのひらめき方5選

アプリ開発のアイディアのひらめき方5選

初心者の場合、「アプリを開発したい気持ちはあるけど、構想の段階でアイディアがない…」という状況に陥りがちです。しかし、先人たちが繰り返しチャレンジしてきた結果、幅広く体系化されているため、自分に合う方法を見つけると開発のスタートダッシュがうまくいきます。

個人でアプリを開発するには、大きく分けて「構想・設計・開発・運用・改善」というステップがあります(個人でのアプリ開発についてはこちらも併せてご確認ください)。

初心者の場合、「アプリを開発したい気持ちはあるけど、構想の段階でアイディアがない…」という状況に陥りがちです。アプリ開発のためのアイディアは、自然に思いつくものではありません。

しかし、アイディアをひらめく方法は、過去から現在まであらゆる方法が登場しています。先人たちが繰り返しチャレンジしてきた結果、幅広く体系化されているため、自分に合う方法を見つけると開発のスタートダッシュがうまくいきます。

アプリ開発のアイディアを思いつく方法

アプリ開発のアイディアを思いつく方法

アイディアを発想するための取り組みやすい方法として、以下の5つをご紹介します。

・現状の不満から抽出する

・他のアプリを参考にする

・フレームワークを使う

・ブレストをする

・クラウドソーシングで募集する

アイディアをひらめく方法その1. 現状の不満から抽出する

日常生活では、ちょっとした不満や疑問を感じる場面が多くあります。そのモヤモヤした状況を、アプリで解決できないかという視点で眺めてみましょう。

現状の不満からアイディアを抽出する方法は「バグリスト」と呼ばれています。スタンフォード大学名誉教授で、メカニカルデザインが専門のジェイムズ・L・アダムスが考案した発想法で、日々の不満、疑問、怒りなどからアイディアの種をもらうのがポイントです。

「今すぐに実践したい!」という人は、紙とペンを用意してタイマーを10分間に設定しましょう。日々の生活で不満に思ったことや、嫌だと感じたことを、時期やジャンルに関係なく書き出していきます。

タイマーが鳴ったら書くのをやめて、書いたものの中から一つを選び、解決・改善するにはどうしたらいいかを考えていきます。

たとえば、「会議の回数が多すぎて、複数いる上司の予定を合わせるのが困難だ」という不満を書き出したとしましょう。解決するためにできることはないか?と考えてみます。

スケジュールがすぐに可視化される環境にすればいいなら、「カレンダーに会議の情報を即時反映させるアプリ」というアイディアが出てくるかもしれません。

また、「リモートワーク続きで、肩や腰、首周りが痛い」という不満を書き出したとしましょう。アプリで解決できることは?と考えて、「定期的に音が鳴って、休憩や運動を強制するアプリ」というアイディアにつながるかもしれません。

他にも、「忘れっぽい性格で、すぐにタスクを忘れてしまう」という課題を抱えているなら、「音声でタスクを通知してくれるアプリ」というアイディアが導き出されるかもしれません。

「バグリスト」は、普段から気になることをメモしておくのも効果的です。メモを見返す、意識する、さらに見返す、という過程を繰り返すことで、解決できそうな問題を選ぶ目が養われ、アイディアをひらめく機会が増えていきます。

アイディアをひらめく方法その2. 他のアプリを参考にする

普段からよく使っているアプリをヒントに、もっと使いやすくする方法はないか、とアイディアをふくらませる方法です。

世に出ているアプリは、解決すべき問題をすでに見つけているため、アイディアを参考にすることで、利用者のニーズを拾いやすいという利点があります。

友人や家族が使っているおすすめのアプリを聞いたり、Web上で人気の高いアプリを見てみたり、実際に自分で使ってみることで、良いと思う部分やもっとよくできる部分が発見できるでしょう。

この方法を生かすには、日常生活でいろいろなアプリを自分の手で動かし、細かな動きや機能、デザインを意識することが重要です。先に紹介した「バグリスト」の視点で、他のアプリの改善点をあぶり出してみるのもいいでしょう。

ここで注意すべきなのは、競合アプリの完成度の高さを気にしないことです。新たなアプリを開発する気持ちが折られてしまう場合もあるかもしれませんが、参考にする程度で受け止め、完璧を目指しすぎずに開発を進めましょう。まずは、アイディアをどんどん出していくことが大切です。

アイディアをひらめく方法その3. フレームワークを使う

小さなアイディアをもっと掘り下げたい場合は、フレームワークを使うことで、課題のあぶり出しがしやすくなります。

まず、アメリカの実業家アレックス・F・オズボーンが考案した「オズボーンのチェックリスト」です。以下の9つの質問に答えていくことで、アイディアの視点や切り口を強制的に増やす方法です。

①他に使い道はないか?

②他から借りられないか?

③変えてみたら?

④大きく、強くしてみたら?

⑤小さく、簡単にしてみたら?

⑥他のものでは代用できないか?

⑦入れ替えてみたら?

⑧逆にしてみたら?

⑨組み合わせてみたら?

たとえば、大手SNSでは、あえて文字数を140字に制限することで、多くの利用者を獲得しました例があります。

これは⑤の「小さく、簡単にしてみたら?」を使って、テキストを公開する機能をシンプルにした例です。また、人気商品である「食べるラー油」は、⑧の「逆にしてみたら?」を使って、ラー油の「かけるもの」という役割を逆にした例といえます。

次のフレームワークは、医学者のエドワード・デボノが考案した「シックスハット法」です。複数のメンバーで行うのが一般的ですが、個人のアプリ開発でも役立ちます。白・赤・黒・黄・緑・青の帽子を一つずつかぶっていき、色ごとに決められた視点でアイディアを出していく方法です。

白…客観的な視点

赤…感情的な視点

黄…積極的な視点

黒…消極的な視点

緑…革新的な視点

青…分析的な視点

たとえば、積極的な視点の黄色なら、課題に対する良い面を抽出でき、消極的な視点の黒なら、課題に潜む矛盾や障害を発見できます。 色のついたアイテムで思考のモードを強制的に切り替えることで、一人でアイディア出しをする限界の枠を外せます。

最後にご紹介するフレームワークは、デザインコンサルタントの今泉浩晃が考案した「マンダラート」です。仏教の曼荼羅のように、紙に3✕3のマスを描いて、連想したキーワードで空欄を埋めていく方法です。

まず、真ん中の空欄にアプリ開発のテーマを入れます。次に、周辺の8つの空欄を、真ん中の言葉から連想されるワードで埋めていきます。

1つのワードにつき周辺に8つのマスを作ってどんどん埋めていくと、最初の9マスの周りに新しい9マスが増えるので、全部で81マス分のワードが生まれます。連想ゲームのように繰り返すことで、周辺にある概念をもらさず拾えます。

アイディアをひらめく方法その4. ブレストする

個人でのアプリ開発は一人での作業がほとんどですが、もし協力してくれる人がいるなら「ブレインストーミング(ブレスト)」をしてみましょう。

一人では思いつかない内容や量のアイディアを生み出せるのがポイントです。具体的には、お題を一つ決めて思いついた意見をどんどん出していく、というシンプルな方法です。

たとえば、「リモートワークに役立つアプリってどんなの?」というお題を設定したとしましょう。どんな形でもいいので、一人ずつ思いついたことを発表していきます。

「動作が軽い」「チャット機能がある」など、短い単語でも長いフレーズでもかまいません。「プログラミングが早くなるアプリってどんなの?」というお題なら、「ゲーム性がある」「絵がかわいい」などのフレーズでもいいでしょう。

ブレストは、4つのルールで行うとより効果的です。

1つ目:質より量を意識することです。普段なら人の目が気になって口に出すのをためらってしまう人も、ブレストでは、アイディアの大小に関係なくどんどん外に出していきましょう。

2つ目:他のメンバーがどんなアイディアを口にしても、批判や否定をしないことです。どのアイディアが発展していくかは、誰にもわかりません。安心感のある雰囲気で、自由に意見を出し合うことが重要です。

3つ目:相手のアイディアに便乗したり、新たな視点でアイディアをふくらませることです。同じアイディアを別の角度から見て意見を出すことにも挑戦しましょう。

4つ目:分類や整理などのまとめを行わないことです。ブレスト中に整理を始めてしまうと、アイディア出しがストップしてしまいます。一定時間で大量のアイディアを出すことに集中しましょう。

ブレストは、相手が出すアイディアそのものも役に立ちますが、相手の発言によって自分が刺激を受け、一人だと思いつかなかったようなことを発想できるのも利点です。

アイディアをひらめく方法その5. クラウドソーシングで募集する

友人や知り合いとブレストを行っても、「似たような視点のアイディアしか出ない…」とお悩みの場合は、クラウドソーシングを利用するのも一つの方法です。

クラウドソーシングはアイディアの量が集まる点が魅力です。解決すべき問題を網羅でき、自分の発想も刺激されるため、新たなアイディアもふくらみやすくなります。

また、副業として個人でのアプリ開発を行いたい場合、本業をしている間にアイディア出しの段階を外注することで、時間の節約もできるでしょう。

具体的には、アプリに関するお題を決め、思いついたアイディアを教えてくださいという形で、クラウドソーシング上で募集します。

たとえば、「写真がもっと楽しくなるアプリを作ろうと思っています」や「ダイエットに役立つアプリを作ろうと思っています」などのお題を提示します。無料で募集してもかまいませんが、報酬を数千円に設定すれば、何十個というアイディアが集まることもあります。

クラウドソーシング上でアイディアを募集する場合は「タスク形式」か「コンペ形式」が一般的です。

タスク形式は、アイディアの条件や報酬を提示し、条件をクリアした上でアイディアを提案してくれた人全員に報酬を支払うやり方です。予算に余裕があり、アイディアの量を集めたい場合に向いています。

コンペ形式は、アイディアの条件と報酬を提示し、集まったものの中から気に入ったアイディアだけに報酬を支払うやり方です。できるだけ多様なパターンのアイディアを検討した上で結論を出したい場合に向いています。

現在では、アイディアに特化したクラウドソーシングサービスも登場しており、良質なアイディアを出すワーカーが可視化されている場合もあるので、利用のしかた次第ではアプリの開発に多大な貢献をしてくれる可能性があります。

アプリ開発のアイディアは、自分にあったひらめき方で

アプリ開発のアイディアは、自分にあったひらめき方で

初めて個人でアプリ開発に取り組むときに、アイディアに詰まってしまうとなかなか先が見えず、モチベーションにも影響します。

アイディアは誰でも工夫次第で生み出すことが可能です。どんな発想法が自分に合っているのか、実際にやってみることで徐々にわかってきます。

どんなに小さなアイディアも取りこぼすことなく、こまめにメモを取り続けながら、実際にアイディアをふくらませる時間を確保する、この行動を繰り返すことで、良質なアイディアが生まれてくる確率がぐんと上がります。

今回紹介した5つの方法のうち、まずは1つだけでも実践してみてはいかがでしょうか。

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