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独学でエンジニアになれる?勉強方法やポイントについて解説

独学でエンジニアになることができるのか、といった観点から、エンジニアに求められるスキルや勉強方法、勉強を進める際のポイントについて解説していきます。

独学でエンジニアになれる?勉強方法やポイントについて解説

独学でエンジニアになることができるのか、といった観点から、エンジニアに求められるスキルや勉強方法、勉強を進める際のポイントについて解説していきます。

知識・情報

2023/08/02 UP

小学校でのプログラミング教育が必修化されることや、人工知能(AI)の発達などもあり、IT業界の発展がさらに進んでいます。そのため、企業もIT人材を必要としており、エンジニアを目指す人も増えています。

しかし、エンジニアは高度な知識やスキルが求められる職業であり、エンジニアになりたくてもなかなか一歩を踏み出すことができない、という方も多いのではないでしょうか。また、独学でエンジニアになれるのか気になる方もいるでしょう。

そこで今回は、独学でエンジニアになることができるのか、といった観点から、エンジニアに求められるスキルや勉強方法、勉強を進める際のポイントについて解説していきます。

独学でエンジニアになることができる背景とは

独学でエンジニアになることは可能です。それには3つの理由が挙げられます。

・IT人材が不足している

・未経験歓迎の求人が増えている

・プログラミングを学習しやすい環境が整っている

日本はIT人材不足の状態が続いています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の『IT人材白書2020』では、IT人材の量・質に対する不足感について、IT企業とユーザー企業ともに「大幅に不足している」「やや不足している」の回答が約9割を占めています。

深刻なIT人材不足への対策として、未経験者を社内で育成するという動きもみられるようになりました。未経験者の採用を行なっている企業では、入社後に研修やOJTがあったり、マニュアルが整備されていたりします。

独学でエンジニアを目指す場合は、プログラミングやITの基礎知識を学び、未経験可の求人に応募するという流れになります。最近ではWeb上でプログラミングを学べるコンテンツも増えており、未経験からでもエンジニアを目指しやすい環境が整っているといえるでしょう。

エンジニアにはさまざまな職種があります。未経験からエンジニアを目指す場合は、まずプログラマーの経験を積み、将来的にシステムエンジニアなどの上流工程に携わるエンジニアにキャリアアップしていくのが一般的です。

参照:IT人材白書2020

エンジニアに求められるスキル

エンジニアに求められるスキル

エンジニアとして働くためには、多くの知識とスキルが必要です。そのなかでも、主に次の6つのスキルが必要となります。

・プログラミングスキル

・論理的思考力(ロジカルシンキング)

・情報処理の基礎知識

・システムの設計スキル

・コミュニケーションスキル

・プレゼンテーションスキル

プログラミングスキル、ロジカルシンキング、情報処理の基礎知識の3つのスキルは、エンジニアとして働くための必要最低限のスキルといえます。

たとえインフラエンジニアであったとしても、サーバ上の処理を自動化するための「シェルスクリプト」の作成など、プログラミングスキルが必要となる場面は多く存在します。そのため、この3つのスキルはエンジニアである以上、必要最低限のスキルであるといえるのです。

また、システムの設計スキル、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルに関しても、エンジニアに求められるスキルになります。プログラマーであれば、システムの設計部分に直接携わることは多くありませんが、設計の意図を把握するためにも設計スキルは必要です。

さらに、エンジニアは黙々とコンピュータに向かって作業しているイメージを持たれる方もいますが、システム開発はチームで行うもの。そのため、開発チーム内でのコミュニケーションや、顧客へのプレゼンテーションなど、技術的なスキル以外も必要となります。

独学でエンジニアになるためには

独学でエンジニアになるためには

プログラミングは、どのエンジニア職種にとっても必要なスキルです。未経験からエンジニアを目指す場合は、ITの基礎知識を学びながら、同時にプログラミングの学習も進めていきましょう。

学習するプログラミング言語は、作りたいものに合わせて選んだり、覚えやすいといわれる言語から勉強するのがおすすめです。例えば、Pythonは比較的文法がわかりやすく、学習しやすい言語です。

プログラミングの学習では、コードを丸暗記するのではなく、手を動かしてアウトプットすることが大切です。プログラミングについて全体を大まかに理解したら、実際にシステムを開発してみましょう。

まずは、小さいものでも良いので、アプリケーションやWebサイトなどをいちから制作します。目標を決めて独力で作り切ることで、スキルの習熟度が把握でき、課題解決力も向上するでしょう。なりたいエンジニア職種がある場合は、そのエンジニアが開発しているものを意識することで、より実践的な訓練になります。

プログラミングの学習を通して開発した作品は、ポートフォリオにも載せましょう。ポートフォリオに作品を掲載すれば、スキルや熱意をアピールするのに役立ちます。

学習するプログラミング言語を選ぶ際は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
エンジニアに人気のプログラミング言語を特徴とあわせて一挙紹介!

独学でエンジニアになるための勉強法

独学でエンジニアになるための勉強法

独学でエンジニアになるための勉強法には、おもに以下の4つの方法があります。

・プログラミングスクールなどに通う

・学習サイトを利用する

・書籍で学習する

・動画で学習する

プログラミングスクールなどに通う

プログラミングスクールを活用し、集中的にプログラミングを学習する方法です。

対面式スクールでは、不明点を講師に質問できるため、独学よりもスムーズに学習を進めることができます。また、独学よりもモチベーションが維持しやすい点も大きなメリットといえるでしょう。

最近は、非対面式のオンラインスクールも人気があります。オンラインスクールは、自宅で学習したい人や、通学の時間を確保するのが難しい人におすすめの学習方法です。ライブ授業やマンツーマン授業を実施しているスクールもあります。

学習サイトを利用する

自分のペースで学習を進めたいという方は、学習サイトを活用するのがおすすめです。

無料で利用できるサイトも多く、手軽に学習を始められます。「参考書での独学は挫折しそう」という方も、比較的継続しやすいという魅力があります。学習サイトでの学習方法は、動画、スライド、ゲームなどさまざまな形式があるため、自分に合う方法を選択するとよいでしょう。

書籍で学習する

独学でプログラミング学習は、書籍を活用するかたも多くいます。

書籍の購入費は数千円程度のため、スクールに比べて費用を抑えて学習できるというメリットがあります。初心者向けの書籍も多く出版されているので、自分が理解しやすいと感じるものを選ぶとよいでしょう。

動画で学習する

動画教材は、実際に作業の様子を見られるため、内容を理解しやすいというメリットがあります。通勤や通学の合間時間を活用できるため、効率良く学習が進められます。気軽に勉強したい方は、まずは無料動画で勉強をスタートするとよいでしょう。

エンジニアを目指して勉強をするときのポイント

エンジニアを目指して勉強をするときのポイント

プログラミングはエンジニアに求められるスキルのなかでも、比較的独学で習得しやすいスキルです。しかし、スキルの習得には学習を継続する必要があり、なかには途中で挫折してしまう方も少なくありません。

プログラミングを学習する際は、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。

・明確な目標・目的を決める

・学びたい言語やスキルを把握する

・毎日の勉強時間などを決め、継続して勉強する

・簡単な教材から学ぶ

明確な目標・目的を決める

そもそも、独学ではモチベーションを維持することが難しいもの。なんとなく勉強を始めても、モチベーションは徐々に低下してしまいます。しかし、明確な目標や目的があれば、モチベーションは維持しやすいのです。

例えば、Webサービスを作ることを目標にプログラミングの学習を進めていけば、学習進捗も把握でき、モチベーション維持に役立ちます。資格取得を目標にするのもおすすめです。このように、明確な目標・目的を決めることで、スムーズに勉強を進められるようになります。

ただし「プログラミングの習得」を目的にすることは避けましょう。なぜなら、プログラミングはあくまで開発手段の一つであり、プログラミングスキルの習得は目的となり得ないからです。プログラミングの習得を目的にしてしまうと、ゴールが非常に見えづらくなります。

プログラミングを使ってWebサービスやアプリケーションを作るなど、プログラミングで作れるものを目標・目的に定めるようにしましょう。

学びたい言語やスキルを把握する

目標や目的を定めたら、それらを達成するために必要なスキルやプログラミング言語を把握します。スキルや言語が把握できれば、計画を立てて学習を進められるようになるでしょう。

たとえば、Webサービスの開発を目標とした場合、必要となるスキルや言語としては次のようなものが考えられます。

・言語:PHP、Python、Rubyなど

・スキル:プログラミング、Web知識、サーバ知識など

目標や目的にあわせて、学びたい言語やスキルを把握することは、勉強を進める上で非常に重要な事項です。

学習するプログラミング言語を選ぶ際は、以下の記事も参考にしてください。
【難易度順】プログラミング言語を一覧で一挙紹介!

毎日の勉強時間などを決め、継続して勉強する

プログラミングを学ぶ際は、短期間で集中して学習を進めるのがおすすめです。初心者はわからないことだらけの状態のため、時間の間隔をあけてしまうと、前回学習した内容を忘れてしまうからです。

プログラミング学習では専門用語も多く登場し、新たに覚える知識が膨大です。そのため、時間をあけると勉強を終えたはずの箇所に何度も戻ってしまい、学習が進まない可能性があります。

プログラミングの学習は、毎日勉強する時間を決め、集中して基礎知識を身に付けるようにします。基礎知識がしっかり身に付けば、関連知識も忘れにくくなります。

モチベーションを維持するためにも、短期間で一定の成果を出すことが重要です。

簡単な教材から学ぶ

教材は自分の知識・スキルに見合ったものを選択しましょう。

例えば、書籍はターゲット層が設定されており、想定読者に合わせた内容で構成されています。プログラミング初心者が、中級者や上級者向けの書籍を手にとってしまうと、内容が理解できずに学習につまずいてしまいます。

プログラミングの学習教材にはさまざまなものがあります。自分のレベルに合わせた教材を選び、着実に学習を進めていくことが重要です。

独学でエンジニアを目指す場合におすすめの資格

資格取得のための勉強は、関連知識を体系的に学ぶことができるため、独学でエンジニアを目指している方におすすめの学習方法です。資格を取得できればスキルの証明にもなるため、就職・転職の際にも役立ちます。

独学でエンジニアを目指す方におすすめの資格について、具体的に見ていきましょう。

ITパスポート

「ITパスポート」は、基礎的なIT知識を有していることを証明できる国家資格です。

ITエンジニアに限らず、さまざまな業種・業界の人材を対象とした試験で、AIやビッグデータなどの新しいIT技術や、マーケティングや経営戦略、プロジェクトマネジメントなど幅広い分野から出題されます。

高校生や大学生の受験者も多く、これからITエンジニアを目指す方が最初に挑戦する資格としても向いています。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE) クリックして拡大

「基本情報技術者試験」は、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験「情報処理技術者試験」の一つです。資格を取得することで、ITに関する基本的な知識・技能を有し、実践的な活用スキルがあることの証明となります。

情報処理技術者試験には4段階の難易度が設定されており、基本情報技術者試験は下から2番目の「レベル2」に相当します。

ITパスポートはITを利用するすべての人を対象としていますが、基本情報技術者試験はIT業界で働く人を対象としており難易度も高めです。受験前には、過去問や参考書などでしっかりと対策する必要があります。

出題範囲が幅広く、学習をとおして基礎知識を固めたいという方にもおすすめの資格といえるでしょう。

基本情報技術者試験について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
新しくなった基本情報技術者試験とは?合格を目指すメリットや勉強法も紹介

エンジニアとしての働き方を考えてみよう

エンジニアには、正社員、派遣、フリーランスなど、さまざまな働き方があります。

正社員は、安定した収入を得ながら、腰を据えてスキルを伸ばせるという魅力があります。近年はテレワークを導入する企業も増えており、企業に所属しながら、自宅で働くことができるケースも増えています。

派遣社員は案件の幅が広く、実務経験を積みたいという方に最適な働き方です。早期にキャリアプランを描くことで、目指すエンジニアになるために必要なスキルや経験を明確にしておけば、効率良く理想の姿に近づいていくことができるでしょう。

エンジニアとして経験を積み、一定の実力を身に付けた場合は、フリーランスとして独立するという道もあります。フリーランスとして成功すれば、高年収も目指せるでしょう。ただし、営業活動やマネジメントも自分で行なう必要があるため、業務負担が大きく増えることは覚えておきましょう。

独学で勉強してエンジニアになろう!

日本のIT人材は不足しており、未経験歓迎の求人も多く存在します。そのため、未経験からでも独学でエンジニアを目指すことは可能です。

エンジニアになるためには、主に6つのスキルが求められますが、そのなかでも「プログラミングスキル」「論理的思考力(ロジカルシンキング)」「情報処理の基礎知識」は、最低限必須となるスキルといえます。

プログラミングスキルは、比較的独学でも習得しやすいスキルであるため、実際に手を動かしながら書籍やオンライン学習サイトなどを使って学習を進めるとよいでしょう。その際には、明確な目標・目的を決めることや、勉強時間などを決めて継続することなどのポイントに注意しながら学習を進めましょう。