デメリットも?エンジニアが副業を行う際の注意点と仕事の探し方

デメリットも?エンジニアが副業を行う際の注意点と仕事の探し方

エンジニアが副業をする場合の仕事の探し方や注意点とともに、意外と見落とされがちなデメリットについてもきちんと解説していきたいと思います。

副業が、エンジニアに限らずさまざまな職種で広がっています。副業は、プライベートで空いている時間を収入に転換できるだけでなく、スキルを身につけてキャリアアップや転職、独立へのステップにもでき、メリットが多くあります。

今や副業は、クラウドソーシングの普及もあり、多くの分野で案件がある状態です。その中でも、エンジニアは専門的なスキルを持ち、クラウドソーシングでも案件数が多く、副業に向いていると見られていますが、はたして本当にそうなのでしょうか。

ここでは、エンジニアが副業をする場合の仕事の探し方や注意点とともに、意外と見落とされがちなデメリットについてもきちんと解説していきたいと思います。

エンジニアは副業に向いている?

結論からいうと、エンジニアは副業に向いているといえます。その理由には大きく以下の3つがあげられます。

エンジニアはリモートワークに適した職種

第一の理由は、エンジニアがリモートワークに適した職種である、ということです。副業は、基本的に作業は祝休日や業務後などの限られた時間を充てることになります。そのため、リモートワークで副業が可能なエンジニアは、限られた時間を移動時間などに充てる必要がなく、効率よく案件をこなすことができます。

また、本業のあとに通勤を伴う副業を行うと体力の消耗が激しくなるため、ダブルワークで体調を崩してしまったというケースもあります。その点エンジニアは、リモートワークで副業を行うことが可能なため、体力的な面でも安心できます。

エンジニアは需要が多い

第二の理由は、エンジニアの需要は依然として高く、案件が豊富にある、ということです。総務省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、IT人材動向の予測は以下のようになっています。

・2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者を下回り、産業人口は減少に向かう
・IT関連産業従事者の平均年齢は2030年まで上昇の一途をたどり、産業全体としての高齢化も進む
引用:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

このように、エンジニア不足は改めて課題になっており、需要は引き続き増しています。またクラウドソーシングなどで発注される案件の数を見ても、エンジニアが副業可能なプロジェクトはとても多くなっています。

案件に提案をする(多くのクラウドソーシングでは、案件に対してエンジニアから、価格と納期を提案します)エンジニアは、副業としてもっとも案件が多いライティングに比べると少なく、競合があまりいない状態です。つまり、エンジニアは、営業コストをあまりかけなくても、仕事を受注できる状態になっているのです。

初期投資0でできる

第三の理由は、初期投資をほとんどしなくても副業が可能である、ということです。副業は、職種によっては、ある程度の初期投資が必要になるものもあります。しかし、エンジニアの場合は身につけたIT技術という専門スキルを使って副業をする場合が多く、その場合、必要なものはパソコンとインターネット回線だけです。パソコンとインターネット回線を持っていないエンジニアは少ないと考えられるため、事実上エンジニアは、初期投資0での開始が可能です。

なお、副業に求められる要件によっては、有償のアプリケーションを導入する必要があるなど、多少の初期投資が必要になることもありますが、そういった場面はそう多くはありません。

エンジニアが副業でできる仕事の探し方

クラウドソーシングを始めとして、副業の探し方はいくつかあります。どれもメリット・デメリットがあるため、自分に向いた仕事探しの方法をしっかり確認しましょう。

クラウドソーシングで探す

2020年現在、エンジニアが副業でできる案件を探すのに一番簡単な方法は、クラウドソーシングです。営業が得意ではない人は特に、クラウドソーシングを軸に副業をしていくのがおすすめです。

クラウドソーシングには、クライアントから仕事の評価を受け、それを数値や口コミとして表示する仕組みがあるため、しっかりと案件をこなして信頼を勝ち取ることで、WEB上の信用力が上がり、最終的に案件を受注する力も上がります。高評価で多くの案件の実績を積み重ねているエンジニアは、クライアントから直接案件の打診を受けることもあります。

過去に仕事をした案件がすべて実績として残るため、クライアントからどのような実績と実力があるのかわかりやすくなります。そのため、案件をこなせばこなすほど、次の仕事がやりやすくなります。

クラウドソーシングで副業をするデメリットとしては、クラウドソーシングには極端に安い仕事があったり、契約上おかしなことを要求してくるクレーマー気質の人と、意図せずしてビジネスをしてしまったりすることなどがあげられます。

知人に紹介してもらう

ある程度営業力がある人は、仕事関係の知人にクライアントを紹介してもらうという手段があります。人柄を理解している人を介しての案件なので安心して副業につけますが、価格交渉や納期、契約関係などは自分でクライアントに直接掛け合って行う必要があります。

また、万一仕事でトラブルが発生すると、信頼を失い人間関係に悪影響を及ぼしてしまいます。

自分のサイト/アプリを作る

自分のスキルに自信があり、企画力がある人は、自分でサイトやアプリを作って広告収入などを狙うことができます。実際に有用なアプリを配布して広告やサブスクリプションで収入を得ているエンジニアは少なくありません。また、技術に関する記事をブログなどにまとめ、多くの閲覧を集めることで、掲載している広告から収入を得ているエンジニアもいます。

自分の独断ですべてを行えるため、好きなように開発ができ、スキルアップにも最適です。ヒットアプリやSNSで拡散されるような記事をリリースできれば、想定以上にお金が稼げることもあります。

自サイト、アプリで副業を行うデメリットとしては、センスが無い場合や、需要に合致できない場合、まったく収入にならない可能性があることがあげられます。

スクール講師

リモートワークではなくなることもありますが、スキルを使った副業という意味では、スクール講師としてプログラミングを教える仕事もあります。講師の需要は常に一定数あり、時給制や単位制で給与が支払われるため安定して稼げます。

スクール講師で副業を行うデメリットとしては、最先端のスキルを身につけて成長するという点では、あまり期待できないということがあげられます。

エンジニアが副業をするメリット・デメリット

ここまでで説明したとおり、エンジニアは副業にとても適した職種で、エンジニアが副業を始めることには大きなメリットがあります。しかし、同時にデメリットもあり、しっかり把握しておかないと本業に支障をきたすだけでなく、副業で関わるクライアントとのトラブルの原因にもなります。

エンジニアが副業を行うメリット

まずはエンジニアが副業で得られるメリットについてみていきましょう。

・副収入が得られる

最大のメリットはなんといっても副収入が得られることでしょう。本業で月収をアップさせるには、仕事で評価を上げて昇給の査定時に会社既定の評価制度に達していることや自身で計画した目標設定をクリアすることが必要ですが、月に数案件こなす程度で達成できるラインです。

・自分のほしいスキルが身につく

クラウドソーシングサイトにある豊富な案件の中から仕事を選ぶことができるので、自分自身の意向と努力次第では、通常の業務では触れられない最先端の案件などにもチャレンジできます。

キャリアパスを考え、それにあう副業にチャレンジしていくことで、求めるキャリアパスに必要なスキルを手に入れ、活躍の場を広げることができます。

・業務では経験できないことができる

副業では、クライアントと直接取引をして、自分から提案を行い、さまざまな交渉することになります。案件に営業メールを送り、提案し、単価交渉や期待値調整、ヒアリング、納期の調整など、通常業務では営業が行うような工程も、自分で管理し、顧客と折衝していきます。

このように業務ではあまり携わらない部分まで対応する必要があるため、幅広いスキルが身につきます。

・独立へのステップとなる

クライアントを見極め、より高単価で効率の良い案件を取ってくるスキルや、自分自身が保有するスキルと経験を正しく値付けしてマネタイズする能力は、将来独立を考えているエンジニアにとっては重要なものになります。また、どのようなクライアントならば信頼できるのか、自分ができることの限界はどこにあるのか、といった部分も把握できます。こうした知識と経験は、フリーランスエンジニアとして独立する際の足掛かりとなることでしょう。

副業で複数のクライアントと取引実績を作っておくことで、本格的に仕事を始める時にスムーズに案件を増やすこともできます。

エンジニアが副業を行うデメリット

副業によるメリットはとても多いのですが、一方でデメリットもあり、万一の時には心身ともに影響を受けるため、注意する必要があります。

・過労にならないように注意する必要がある

副業は本来ゆっくりと休むべき祝休日に働くことになるので、過労になる可能性があります。副業で引き受けた案件の稼働状況、健康状態などをきちんとコントロールして、本業に支障が出ないよう自己管理を徹底する必要があります。

副業を始めると、評価や収入増が直接目に見えるため、特に初期は自分自身の睡眠時間や休暇を削って副業に勤しみがちです。クライアントから評価され、新しい案件の打診を受けて次々とこなしているうちに祝休日をすべて副業に費やしてしまっていたということも珍しくありません。

しかし、疲れは少しずつ累積して遅れて健康に影響してきます。過労状態に陥ると判断力も鈍り、抑うつ状態に陥ることもあります。自分自身で過労状態を避けるよう、健康管理はもちろん、しっかりと休暇を確保してリフレッシュする必要があります。

・仕事を受けすぎて本業に影響が出ないように注意する必要がある

仕事を受けすぎて、業務中もノルマのことを考えるようになったり、納期が近づいてきて心配になり、こっそり業務中にやることになったりと、本業に影響が出てしまうことがあります。

本業があっての副業である、ということを強く意識して、本業に支障をきたさない範囲で副業を行う必要があります。

エンジニアが副業を行う上で注意するべきこと

エンジニアは副業に向いていますが、しかし、副業を続ける上で注意しないといけない点もいくつかあります。

エンジニアが副業をするリスク

副業は会社に守られずにクライアントと直接仕事をするため、きちんと契約について把握する必要があります。特に瑕疵担保責任(契約不適合責任)やライセンス違反、著作権などにも注意が必要です。万一訴訟になってしまった場合や賠償を求められた場合、自分自身で弁護士を雇って対応しなければならないので、負担は非常に大きくなります。

また作るだけでなく契約もしっかりとしておかないと、いざ支払いという段階になって成果に難癖をつけ、減額を求められることや、連絡を絶たれて回収できなくなってしまうことがあります。

エンジニアの副業には確定申告が必要

副業した場合、確定申告が必要になります。給与を二か所以上から受けている場合、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)との合計額が20万円を超えたら確定申告を行います。

手間がかかるため、事前に準備をしておかなければいけません。小額であれば自分で申告を行えますが、リリースしたアプリがヒットしたり、大型の案件に関わったりと副業の収入が大きければ、税理士に依頼するなど外部の力を頼る必要も出てきます。

エンジニアが副業を行う上で自己管理は大切

副業をする上で、もっとも意識しておかなければいけない点です。なによりも健康管理のため、働きすぎには注意しなければいけません。休暇をしっかりと確保し、健康維持に努めなければ、継続的な副業は難しくなります。

また副業をすることによる悪影響が本業に影響が出ないように、きちんと自己管理をする必要があります。

勤務先のルールの確認

企業によっては副業禁止規定が設定されている場合があります。雇用契約書を確認し、競業避止義務、秘密保持義務などの項目をよく確認しておきましょう。

また、安心して副業を行うためにも、必ず会社から許可を取ってから行うことをおすすめします。

メリットも多い!注意点を確認して、積極的に副業にトライしてみよう!

メリットも多い!注意点を確認して、積極的に副業にトライしてみよう!

副業はエンジニアにとって、収入を増やすだけでなく会社では経験できない分野の案件に挑戦したり、技術力のアップや対人能力の向上が見込めるなど、多くのメリットがあります。一方でクライアントと直接取引を行い、仕事をするため、会社の庇護がない状況でトラブルに巻き込まれる可能性もありますので注意が必要です。

副業を始める際は、きちんと会社に許可を取って、気持ちよく副業できるように調整しましょう。しっかり本業をしつつ、必要以上のリスクを取らずに副業を行うことで、メリットを最大限に活かすことができます。エンジニアは副業にとても向いている職種ですので、ぜひ積極的に副業にトライしてみてください。

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