これからのエンジニアの価値とは?市場価値の高い職種とあわせて解説

これからのエンジニアの価値とは?市場価値の高い職種とあわせて解説

今後のエンジニアの価値や身に付けるべきスキル、希少価値が高まっているエンジニアの種類についてご紹介します。

エンジニアの市場価値が高まりつつある現代では、「将来はエンジニアとして活躍したい」と思う人も少なくありません。しかし、エンジニアの種類はさまざまで、先端IT人材の需要が高まっている一方、従来型IT人材の需要については減少傾向にあります。そのため、今後エンジニアとして活躍したいのであれば、本当に必要なスキルを見極めることが大切です。

ここでは、今後のエンジニアの価値や身に付けるべきスキル、希少価値が高まっているエンジニアの種類についてご紹介します。

エンジニアの価値とは?

エンジニアの価値とは?

近年のIT人材は、AIやIoT・ビッグデータなどの登場により「従来型IT人材」と「先端IT人材」に分けて考えられています。そして、エンジニアとしての価値を上げるためには、従来型IT人材から抜け出し、先端IT人材を目指す必要があります。

従来型IT人材は2030年に約10万人余る

経済産業省の資料によると、従来型ITサービス市場は2017年頃から減少しており、その分IoT/AI市場がどんどん拡大を続けている状況です。

ここで言う「従来型ITサービス」とは現在の情報システム開発のことを表し、開発に関わる人材のことを「従来型IT人材」と呼びます。このままいくと、2020年代後半にはIoT/AI市場がITサービス市場の過半数を超えると言われています。

みずほ情報総研が作成した資料では「2030年に従来型IT人材の約10万人は余る」と予測されています。このような背景には、ITサービスの需要の変化があるのです。

従来のITサービス市場は、企業業績の回復や金融機関による大型投資案件、マイナンバー制度に関するシステム構築などをメインに推移していました。しかし、国内の情報サービス市場は成長を経て成熟期に突入。さらに、クラウド活用の進展によって、現在はクラウドサービスやビッグデータを始めとする「第3のプラットフォーム(3 rd PF)」に需要が移りつつあるのです。

先端IT人材は2030年に約55万人の不足

従来型IT人材の需要が減少していく一方、需要が高まっているのが先端IT人材です。先端IT人材とは、AIやIoT、ビッグデータ、クラウドなどに関わる人材のことをいい、IoT/AI市場が成長を続けるなかで、既に供給が追いついていない状況です。

とはいえ、先端ITサービスは今後も成長を続けていく市場なので、2030年には約55万人の先端IT人材が不足するとされています。

このことから、エンジニアとしての価値を上げるためには、先端IT人材を目指す必要があるのです。

先端IT人材になるために身に付けるべきスキル

先端IT人材になるために身に付けるべきスキル

先端IT人材になるためには、それぞれの技術やスキルを身につける必要があります。ここでは、各技術において身につけるべきスキルをご紹介しましょう。

AI

現在のIT技術のなかでは、最先端と言われるのがAI技術です。機械学習やディープラーニングなどを活用し、人間の脳が行っている知的作業をコンピュータで模範します。そのため、機械学習やディープラーニングに関する知識はもちろん、Pythonを使用したプログラミングスキルや統計処理、データ解析といったスキルが求められます。

IoT

IoT(Internet of Things)は、あらゆるモノをインターネットに接続し、より便利にするための技術です。また、モノが提供する多くのデータを蓄積し、そのデータの分析を行うことでビッグデータの蓄積も可能となります。IoTの領域はハードウェアからソフトウェアまで非常に幅広く、組み込み系の知識を始め、ネットワークやクラウドコンピューティング、セキュリティ対策などのスキルが必要です。

ビッグデータ

ビッグデータではさまざまな形、性質、種類のデータを扱うため、大規模データ処理やデータベース、プログラミングといったスキルが求められます。また、データを統計解析するための数学知識や手法、データ分析ソフトウェアのスキルなど、幅広いIT知識が必要です。

クラウド

クラウドではネットワークの構築や保守管理がメインとなるため、サーバー知識やネットワーク知識、ミドルウェアやツールの知見などが必要です。また、近年は技術的なスキルだけでなく、コンサルタントやマネジメント、顧客折衝といったスキルも求められる傾向にあります。

市場価値の高いエンジニアの職種

今後ますます需要が高まっていく先端IT人材ですが、具体的にはどういった職種があるのでしょうか。ここでは、今後需要が高まるエンジニアの職種についてご紹介します。

AIエンジニア

AIエンジニアとは、AIに蓄積されたデータの解析などを行う技術者のことで、機械が人間と同じように考えたり、動いたりする技術を支えています。主な仕事内容はAIの開発や構築となり、近年「ビジネスを飛躍的に伸ばす可能性がある」として最も注目されている職種です。AIエンジニアに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

『人工知能(AI)の種類・仕組みとは?組み込みAIエンジニアになる方法』

データサイエンティスト

データサイエンティストとは、さまざまなデータに基づいて、意思決定における合理的な判断をサポートする人材を指します。これといった断定的な仕事内容は存在しませんが、一般的には統一性のない大量のデータを収集して利用しやすいフォーマットへ変換したり、データに潜む秩序やパターンを発見しビジネスの最終利益に寄与したりする仕事内容になります。データサイエンティストに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

『データサイエンティストとは?仕事内容や必要なスキルを解説』

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、セキュリティを配慮したシステム設計や構築、運用、サイバー攻撃を防ぐための調査や改善が主な仕事内容となります。また、クライアントと意見交換することも多く、コミュニケーション能力や人柄が重視される職業です。セキュリティエンジニアに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

『セキュリティエンジニアになる方法とは?需要や仕事内容、必要な資格について』

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド上でネットワークを構築したり、保守などを行ったりするのが主な仕事です。そのため、ネットワークシステムなどの構築経験やネットワークエンジニアとしての経験などがあることが望ましいです。クラウドエンジニアに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

『クラウドエンジニアの需要は高い!必要なスキルや年収、将来性を解説』

IoTエンジニア(組み込み系エンジニア)

IT企業において今後急速に需要が拡大すると言われるのが、IoTエンジニアです。センサーやデバイスを経由することであらゆるモノをインターネットに接続することで、より便利な生活を実現します。IoTエンジニアに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

『組み込みエンジニアになる方法とは?年収・仕事内容・キャリアパスも合わせて解説』

AR/VRエンジニア

現実世界の写真や動画にアニメーションをはめ込んだり、仮想現実を作ったりするエンジニア。ARエンジニアもVRエンジニアも必要スキルは変わらず、特にゲーム業界での需要が高いです。また、5Gネットワークにより今後は映像系コンテンツの需要も高まると言われているため、市場価値は高めです。

まとめ

今後のIT市場の傾向からして、従来型IT人材のままではエンジニアの価値が下がるといえます。エンジニアとしての価値を上げるためには「AI」「IoT」「ビッグデータ」「クラウド」などのスキルを身に付け、先端IT人材を目指すことが重要です。

また、その他にもプログラミングなどのさまざまなスキルを身に付ければ、エンジニアとしての希少価値を上げることもできるので、今後は市場傾向を意識したスキルアップを心がけましょう。

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