システムコンサルタントの仕事内容とは?必要なスキルや資格、なり方

システムコンサルタントの仕事内容とは?必要なスキルや資格、なり方

人気職種・ITシステムコンサルタントに対して、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?システムコンサルタントに興味を持つ方々に、この仕事の概要とスムーズなキャリアアップをするために備えておきたいスキル、資格などを詳しく解説していきます。

人気職種・ITシステムコンサルタントに対して、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか? 将来的にこの職種への転職をする場合、早めに仕事内容を把握した上で、若いうちから段階的に必要なスキルや知識を習得するのが理想となります。

そこで今回は、システムコンサルタントに興味を持つ方々に、この仕事の概要とスムーズなキャリアアップをするために備えておきたいスキル、資格などを詳しく解説していきます。

ITシステムコンサルタントとは?

ITシステムコンサルタントとは?

ITシステムコンサルタントとは、お客様の会社で生じたさまざまな課題をIT戦略やIT企画を通して解決する職種です。システム開発における最上流工程を担うシステムコンサルタントは、ヒアリング・分析・マネジメントといった非常に多彩な業務を行います。

ITシステムコンサルタントのやり甲斐

企業側の困り事を解決してあげる喜びのあるシステムコンサルタントには、やり甲斐が得られやすい特徴があります。依頼主の抱える課題や業務フロー、ビジネス環境などを論理的に整理していくこの職種は、知識欲求が満たせるところも大きな魅力です。

また、自分の企画や提案をプレゼンテーションしたときに、お客様側の責任者を納得させる達成感も、この仕事のモチベーションアップにつながりやすいと言われています。

ITシステムコンサルタントの年収

IT業界全体の平均年収が約460万円であるのに対して、IT戦略・システム企画の年収が約585万円、ITコンサルタントになると約610万円という調査結果があります。人によってスキルや保有資格、マネジメント経験の異なるこの職種の場合、月収にかなりの幅を持たせた求人情報が出やすい傾向があります。

しかしながら29歳後半で900万円ほどの年収も可能とされるITシステムコンサルタントは、年収重視のエンジニアにとっても魅力的な職種となるでしょう。

ITシステムコンサルタントの仕事内容

ITシステムコンサルタントの仕事内容

ITシステムコンサルタントの仕事には、企業の抱える問題やアプローチ法などにより、具体的な業務内容が変わってくる特徴があります。

IT戦略コンサルティング

ITやマネジメントなどの専門性を使い、多方面から問題解決を図る戦略コンサルティングは、この職種の仕事内容をイメージする上で最もわかりやすいカテゴリです。ITを企業価値向上のツールと捉えるこの業務では、企業経営を整合するデジタル戦略や計画の策定、立案などを行います。

ERPコンサルティング

Enterprise Resources Panningの略語となるERPコンサルティングでは、基幹業務システムを用いて、経営に必要なヒト・モノ・カネといったさまざまなリソースを統合していきます。お客様の抱える現状や悩みのヒアリングをした後は、課題解決に必要なITシステムの要件や設計、開発、導入までのマネジメントをする流れです。

SCMコンサルティング

サプライチェーンマネジメント(SCM)とは、商品の供給業者から最終消費者までの流れ全般を整理統合して、統合的な物流システムの構築や全体の効率化を図る取組みです。この分野のコンサルティングをする際には、各業者の業務プロセスに対して会社や組織の壁を越えた分析を行い、最適化を目指す必要があります。

複数企業が関わるSCMの場合、一般的なIT戦略コンサルティングなどと比べてプロジェクト規模も大きくなりやすい特徴があります。

CRMコンサルティング

日本語で顧客関係管理と呼ばれるCRMコンサルティングでは、コールセンターやアンケートなどで収集した顧客情報を分析し、ニーズに合ったサービスや商品の提供を支援していきます。社内業務よりも、顧客ニーズを課題の軸とするこのコンサルティングは、クライアント企業のさまざまな部署と連携しながら、「お客様は何を求めているのか?」の答えにつながる適切なソリューションなどの導入提案をするのが主な仕事です。

ITシステムコンサルタントに必要なスキルとは?

ITシステムコンサルタントとして活躍するには、次の6つのスキルをバランス良く備える必要があります。

問題解決力

この仕事で最も大切なのは、お客様の抱える悩みや課題を解決に導く能力です。自社に解決ノウハウや時間のない企業がコンサルタントを頼る実情を考えると、専門性の高い技術や知識を使い、最適な答えを導き出すトレーニングも実務経験の中で必要となるでしょう。

ビジネス知識

ビジネスの悩みを抱える依頼企業と話をするには、ビジネスマンであれば誰もが知るレベルの知識やスキルを持つ必要があります。経営手法やマーケティングのトレンドは、時代によって変わる傾向があります。そのためこの職種で活躍するなら、自分の得意分野となるITだけでなく最新のビジネスワードなどにも目を向けるようにしてください。

業務知識

システム開発やソリューションの提案で課題解決をするには、お客様が毎日行っている業務内容にも目を向ける必要があります。例えば、スキー場内で分散化した情報資源を統合するERPコンサルティングを求められた場合、チケット窓口や売店、経理といった各部署の業務フローや日常業務の特徴なども把握しなければなりません。

ITに関する十分な知識

最善の提案をするには、問題解決ツールとなるIT技術全般の深い知識と経験も求められます。このスキルが浅いコンサルタントの場合、依頼企業にとっての最適解が導き出せず、システム導入時に想像以上の時間やコストがかかってしまう可能性も出てきます。そのため、顧客満足度の高いコンサルティングをするには、導入費用や運用面でもストレスのかからない提案につながる深いIT知識が必要となるのです。

プレゼンテーション能力

提案したソリューションを受け入れてもらうためには、難しいIT技術をわかりやすく説明し、お客様を納得させるだけのプレゼンテーション力も必要です。この能力が高ければ、仕事を依頼する企業側にコンサルタントへの信頼と安心が生まれやすくなります。

コミュニケーション能力

自らが最上流工程を担うプロジェクトを成功させるには、依頼企業のお客様だけでなく、一緒に開発を進めるPM(プロジェクトマネージャ)やSE(システムエンジニア)などとも円滑なコミュニケーションを図れる能力が必要です。また、IT知識の薄いお客様の抱える問題をシステムに落とし込むには、相手の話に耳を傾ける高いヒアリング力も求められることでしょう。

ITシステムコンサルタントに必要な資格とは?

ITシステムコンサルタントは、特定の資格を持たなくても必要スキルや知識があれば、従事できる職種です。しかしながら次のような専門資格を保有すれば、コンサルティングファームや他のIT企業への転職も非常に有利になります。

ITコーディネータ

ITと経営戦略をつなぐ人材の育成目的で生まれた、民間資格です。受験資格のないITコーディネータと、中小企業診断士や公認会計士などの専門資格保有者だけが受けられる、専門スキル特別認定試験の2種類があります。ITコーディネータ資格の取得時には、試験とケース研修の受講が求められます。

中小企業診断士

経営コンサルタント業務に関係する、日本で唯一の国家資格です。中小企業の成長戦略の立案に欠かせない、マーケティングや運営管理などの知識が求められます。2つの取得方法が用意された中小企業診断士は、一次試験を通過した後、筆記と口述試験を受けずに指定養成課程の履修で資格をとることも可能です。

ITストラテジスト

情報処理振興事業協会の行う国家資格の中で、最上位に位置しています。ITコンサルタントや最高情報責任者(CIO)などを対象とするこの資格では、情報技術を使った経営層への提案や、高度IT人材として確立した専門性を持つことが求められます。

情報システム・コンサルタント資格認定試験(ISC)

ITシステムコンサルタントの育成、社会的地位の向上、業務の定着などを目的とした認定試験です。協会に業務経歴書を提出する一次試験では、情報システム関連業務に10年以上という受験資格や適性の確認も行なわれます。二次試験の合格後に申請手続きを行うと、認定証の交付と認定者名簿に登録されます。

PMP

アメリカの非営利団体が主催する、プロジェクトマネジメントの国際資格です。この試験を受けるには、プロジェクトの監督・指揮をする立場での経験と、35時間の公式なマネジメントの研修受講という2つの受験資格を満たす必要があります。3年ごとにこの分野の研修の履行が求められるこの資格には、最新知識を使ったプロジェクトマネジメントが行えることを証明できる利点があります。

まとめ

システム開発における最上流工程を担うITシステムコンサルタントは、やり甲斐と高年収の両方が期待できる人気職種です。この仕事に従事するには、知識と能力の双方でバランスのとれた人材になる必要があります。SE(システムエンジニア)からキャリアアップを検討中の人は、転職にも有利となる資格取得をしながら現場で経験を積むのがおすすめとなるでしょう。

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