縛られない働き方がしたい!自由にIT業界を渡り歩くフリーランスって?

縛られない働き方がしたい!自由にIT業界を渡り歩くフリーランスって?

「自分らしい働きたい」そんな思いから、IT業界ではフリーランスという働き方を選ぶ人が増えています。では、フリーランスのメリット・デメリットは何なのでしょうか。本記事で解説していきます。

「大手企業で正社員として働くこと」がステータスとされる時代から、「仕事もプライベートも充実できる働き方を選ぶ」時代に変化し、特定の組織に属さないフリーランスとして働く人は年々増加傾向にあります。

クラウドソーシングサイト大手のランサーズ株式会社が発表したデータによると、2015年には913万人だったフリーランス人口が、2017年には1,122万人に及び、市場規模は推計18.5兆円にまで成長を遂げました。

これは、働き方改革の推進によって多様な働き方ができるようになってきていることや、オンライン上で仕事を受注できるクラウドソーシングサイトの拡充などに後押しされ、フリーランスとして働くことの壁が低くなっているためだと考えられます。

インターネット環境とパソコンがあれば仕事ができるIT業界でも、フリーランスという働き方はより浸透していくでしょう。

しかし、フリーランスとして働くにはメリット・デメリットがあります。

より快適に働くための選択肢としてフリーランスを選ぶべきか否かを知った上で挑戦することが大切です。

フリーランスの実情:自分の力を試したいからと選択する人も多く

フリーランスの実情:自分の力を試したいからと選択する人も多く

フリーランスの実情を知るため、まずは中小企業庁のデータを見てみましょう。

【第1-3-23図】フリーランスという働き方を意識したきっかけ(複数回答)

フリーランスを対象に行った「フリーランスという働き方を選択した動機や理由」の調査結果です。

「前職を退職した」ことがきっかけでフリーランスになった、という回答が最も多いことがわかりました。

次いで多かった理由が「自分自身の力を試したい」です。

また、フリーランスになる前職の従事期間を問う設問においては、約7割に及ぶ人の平均が約11年と、比較的長期間勤めた末に転職していることがわかりました。

これは、大学や大学院などを卒業してIT業界に入り、ベテラン、中堅といわれるようになったタイミングで、さらなる昇進を目指すか、もしくはプレーヤーとしてのスキルアップを目指すのかを選択した結果、自分の力を試したいと考え、フリーランスの道を選択しているといえるのではないでしょうか。

【第1-3-24図】フリーランスとして働いている理由(複数回答)

また、同調査で約6~7割の人が「仕事をする時間や場所の自由度がある」「自分の好きな仕事をできる」ことがフリーランスを選んだ理由と回答しています。

これは、結婚や出産などライフイベントを迎えるにあたり、プライベートを大切にしながら働ける環境を模索した結果、フリーランスに行き着く人が多かったとも言えるでしょう。

新しい働き方として注目され始めたフリーランスには、毎月決まった収入を得られるかどうかという不安や、社会的評価の低さなど、さまざまな課題もあります。

【第1-3-25図】フリーランスという働き方についての満足度

仕事の内容や自由度、仕事とプライベートの両立に関しては満足度が高く、6~7割の人が満足していると答えています。

しかし、フリーランスが顧客を確保できるかどうかという点に関しては、大きな課題となっているようです。

あなたはフリーランス向き?IT業界でフリーランスとして働くメリットとは

あなたはフリーランス向き?IT業界でフリーランスとして働くメリットとは

では、IT業界でフリーランスとして働く場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

また、どのような人が向いているのでしょうか。

4つのポイントをご紹介します。

メリット1 都合に合わせて働く時間が選べる

働く時間を自由に選びたいという人には、フリーランスという働き方はピッタリでしょう。

正社員の場合、フレックスタイム制の会社でなければ毎日決まった時間に会社に出勤し、仕事をして帰宅するのが一般的です。

通勤ラッシュに巻き込まれ、出勤するだけで一苦労という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

会社に属さないフリーランスであれば出勤する必要がないため、通勤時間を仕事や別の時間に充てることができますよね。

また、プロジェクトによっては長時間の残業が発生することもあります。

しかしフリーランスであれば自身で納期の交渉ができ、仕事の進め方も自分で決められるため、まとまった休みを取って旅行に行くなど、時間のコントロールがしやすくなります。

メリット2 場所を選ばず仕事ができる

IT業界のフリーランスは特に、インターネット環境とパソコンがあればどこでも仕事ができますから、自宅やコワーキングスペース、近所のカフェなど、お気に入りの場所で仕事をすることも可能です。

また、拠点自体を移してしまうこともできるでしょう。

都内と比較し月々のランニングコストが安く抑えられる地方も選択肢として考えられますし、対面での打ち合わせの必要がなく、リモートワークだけで完結する場合は、海外で暮らしながらフリーランスとして働くという選択だってできます。

住む場所を選ばずに生きていきたい、どこにいても仕事は続けたいという方にはおすすめの働き方といえます。

メリット3 収入が上がるケースもある

会社員の収入は、ある程度固定給としてベースが決まっていて、残業代がつくところであればそこに加算されていく給与形態が一般的でしょう。

この形態では安定性はありますが、大幅な収入アップには繋がりにくいのが実情です。

しかし、フリーランスの場合は仕事をすればするだけ収入を増やせます。

スキルをあげて実績を積めば、少しずつ1件当たりの仕事単価を上げることもできるでしょう。

やればやった分だけ収入が増えますので、今より収入を増やしたい、今現状の収入に不満を感じている方には魅力的な働き方ではないでしょうか。

メリット4 決済権は自分にある

会社員が仕事上で何かを決める際には、申請書を作成し上司の許可や同僚の同意を得る必要がありますが、フリーランスの場合は自分で取引先を決め、自分で仕事を好きに選ぶことができます。

そのため、自分でスピーディーに物事を決断したいと考えている人には、フリーランスが向いているといえるでしょう。

また、プロジェクトの現場を変えたいと思ったとき、会社員だと異動を願い出るか、会社を辞めて新しい場所へ移らなければなりません。

しかし、フリーランスならば契約更新をしないと判断することで、比較的簡単に別の案件に移ることも可能です。

ここが気になったら注意、IT業界でフリーランスとして働くデメリット

ここが気になったら注意、IT業界でフリーランスとして働くデメリット

もちろん良い面ばかりではありません。

次に、フリーランスとして働く際のデメリットについてもご紹介しましょう。

デメリット1 収入が安定しない

仕事量によって収入が増減するフリーランスは、毎月決まった額が必ず入るという保証はありません。

そのため、毎月安定した給料をもらえる保証がないのは、おそらく誰もが懸念する大きなデメリットでしょう。

加えて、不測の事態が起こった際の傷病手当や出産後の育児休業手当など、会社によっては制度としてある福利厚生がフリーランスにはなく、十分な保証がないということもデメリットと考えられます。

フリーランス転身後数ヶ月は十分な収入が入らないことも加味した上で、しっかりとした収支計画を立てることが大切です。

デメリット2 社会的な信用が高くない

フリーランスは個人事業主に当たります。

株式会社などの法人に比べて社会的信用を得るのが難しいというデメリットがあり、収入が安定しないなどの理由から、ローンを組んだりクレジットカードを作る際の審査が通りにくかったりします。

とはいえ、三井住友ビジネスカード for Ownersのように「法人代表の方・個人事業主の方向けカード」と謳ったフリーランス向けのクレジットカードや、LENDYのようなクラウドサービスと提携したローンサービスなども出てきています。

一定期間に収入が認められればカードやローンの審査を通すこともできますし、フリーランス人口が増えることによって今後はさらに改善されていくと考えられます。

デメリット3 営業力やコミュニケーション力が必要になる

フリーランスになって最も不安を感じるのは、仕事が入ってくるかどうかです。

会社にいれば、営業部門が仕事をとってきてくれるため、エンジニアとしての職務を全うすればよかったとしても、フリーランスになったからには営業活動も自分で行わなければなりません。

クラウドソーシングを通じて仕事を請けることも可能ですが、それだけで仕事をしていくのは大変です。

SNSなどで技術者同士のコミュニティで交流を図ったり、研修や飲み会などで人脈を広げたりなど、積極的に人と関わっていかなくてはなりません。

フリーランスに転身してから活動を始めるのは大変ですから、それを見越して早いうちから積極的に繋がりを持つよう心がけましょう。

デメリット4 メイン業務以外の知識も必要になる

こちらも、会社でいえば総務や経理の仕事だった契約書や請求書の作成なども、全て自分で行うことになります。

契約周りはトラブルの元にもなりやすいので、注意が必要です。

取引先との交渉や、報酬/納期に関するトラブルが起こった場合も自分で対応しなければなりませんから、その術を身につけておかねばなりません。

また、これらの対応で大幅に時間をとられてしまう可能性もあるため、案件全体のスケジューリングにも注意が必要です。

案件はどうするのか、経理や総務業をどうするのかなど、フリーランスとして働く前に、基本的な事務処理の知識は必要最低限の身につけておきましょう。

さいごに

さいごに

会社員でもフリーランスでも、何事にもメリット・デメリットは存在するためどちらがいいかは一概には言えません。

働き方を選択する際には、今の自分だけでなく将来的にどのように働き、プライベートを過ごしていきたいかを明確にすることが大切です。

その上で、フリーランスのメリットが大きいと感じるならばぜひチャレンジしてみましょう。

比較的スキルで勝負ができるIT業界であれば、フリーランスという働き方もチャレンジしてみる価値は大きいのではないでしょうか。

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