目の前にやるべき仕事があり、何からどのように取りかかればいいかもわかっている。にもかかわらず、なぜかその仕事にとりかかることをせずに、無関係の資料に目を泳がせたり、意味もなくメールチェックを始めたり、めったに読まないブログを熟読したり…。 こういった経験は誰にでもあるでしょう。舵を失った船のように、潮の流れのままに漂流してしまうのです。言うまでもなくこうした「漂流」は避けたいもの。どうすれば避けられるでしょうか。 『いまやろうと思ってたのに… かならず直る―そのグズな習慣』という本の中にそのヒントがあります。 まず、同書における「漂流」の定義から。
いろいろな「漂流」のパターンが紹介されていますが、共通点は「流されるまま」という主体性の欠如でしょう。 とはいえ、船が潮の流れに抗いきれるものではないのと同じく、人もまたこうした「漂流」を完全にシャットアウトすることは難しいでしょう。ただ、ゼロにはできなくても減らすことはできるはずです。 ということで、「漂流」対策を1つご紹介します。 15分おきにやったことを記録していく仕事のキリがついたら記録をする、のでもいいですが、より確実にするために仕事の最中であっても15分たったら必ず「いま何をしているか」を記録します。 「15分おきに」という部分はタイマーなどのツールを使います。15分おきにアラームが鳴るようにする方法がまず考えられますが、仕事のほとんどはPCに向かう作業である、という人であれば、Stickiesという付せんツールがおすすめです。 以下のような付せんが15分おきに表示されるようにするのです。 ![]() 付せんは常にウィンドウの最前面に表示されますから、イヤでも目にとまりますし、そのままでは邪魔なので記録が促される、というわけです。そういう意味では、なるべくフォントを大きくし(Ctrl+;)、画面の中央を占拠するように配置しておくといいでしょう。 15分おきに表示されるようにするには、まず上記の付せんを作ったうえで、「眠らせる」コマンド(Ctrl+L)を実行します。すると、次のような設定画面が表示されますから、「15分後」にセットします。 ![]() これで、15分間は「眠って」いてくれます。ちょうど目覚まし時計のスヌーズのようなものです。付せんが表示されたら、メッセージの下にその時点でやっていることを記入します。まず現在日時と時刻を入力し(Ctrl+K)、やっていることを入力します。 ![]() 入力が終わったら、再び「眠らせ」ます。そして、15分間仕事に集中します。 このようにして、15分おきに作業状況を問われる状況を作ることで、メールチェックやウェブサーフィンでえんえんと時間を費やしてしまうことに歯止めをかけることができます。 こうして1日を終えるころには15分刻みの作業記録が得られます。この記録は翌日以降のスケジュール調整をするのに役に立つでしょう。 なお、記録の頻度は必ずしも「15分」である必要はありません。12分や20分など、好みに合わせてカスタマイズしましょう。ただし、3分や5分などあまりに短い時間にセットすると、逆に集中力が削がれてしまうので、ほどほどに。 このレポートに関するご意見・ご感想は下記までお願いします。
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