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シゴトが楽しくなる!エンジニアのための時間活用術!タスク管理とは(1)

2008.05.09
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今回は、「タスク管理」について掘り下げてみます。

そもそも「タスク管理」とは何でしょうか? 言うまでもなく「タスク」を「管理する」ことです。今回は「タスク管理」の「タスク」について詳しく見ていきます。

●タスクとは?

タスクとは、次のいずれかです。

1.他者から課された仕事
2.自ら自分に課した仕事

つまり、課される仕事がタスクです。では、仕事はどうでしょうか。これは次の3つに分けられます。

1.アクション
2.プロジェクト
3.習慣

アクションとは、仕事を構成する要素の最小単位で、マイルストーン(段階的なゴール)を目指して行われる、今すぐに取りかかることができる作業を指します(このレベルの作業を指して「タスク」と呼ぶこともありますが、今回は混乱を避けるためにアクションと呼ぶことにします)。

プロジェクトとは、複数のマイルストーンを持つひとくくりの仕事の総称で、目標(最終的なゴール)に向かって進められます。逆に言えば、目標の定義できない仕事はプロジェクトとは言えないでしょう。目標は、数値を伴って表現されます。例えば、「5月31日までに65kgまで減量する」、「6月30日までに売上300億円、利益15億円を達成する」などは、目標であり、これを目指す活動はプロジェクトです。

習慣とは、目的をもって継続的に繰り返される単一または複数のアクションの総称で、多くの場合、アクションの質を高めることに貢献します。同じ1時間でも優れた習慣を持った人によって行われるアクションと、そうでない人のアクションとでは、生み出される成果は大きく異なります。すなわち、「優秀な人」とは、優れた習慣を持った人、ということになるわけです。

例えば、あなたの会社でゲスト講師を招いて講演会を企画したとします。その瞬間、「講演会を開く」というプロジェクトが生まれます。プロジェクトであるからには目標が必要ですので、今回は「5月27日の19時から300人規模の講演会を開催する」ということにしましょう。

目標が決まったら、現在から講演会開催までの“行程”をいくつかの“区間”に分けます。区間ごとのゴールがマイルストーンです。例えば、次のような具合です。

・講演会の概要を決める
・会場を手配する
・ゲスト講師を決める
・講演会の告知をする
・ゲスト講師をまじえて講演会の詳細を決める
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あとは、マイルストーンごとに必要なアクションをリストアップしていきます。例えば、「ゲスト講師を決める」、ということなら、 ・講師の候補リストを作る
・最終候補を3人に絞り込む
・講師候補に打診の連絡を行う
といったアクションを経て「ゲスト講師を決める」というマイルストーンが達成されます。

この時、これらのアクションをいかに効率良くできるかは習慣に左右されます。例えば、「講師候補に打診の連絡を行う」というアクションであれば、慣れた人なら講演会の趣旨を簡潔に伝え、手際よくアポイントを取ることができるでしょう。

でも、経験のない人にとってはこの仕事は困難なものになるはずです。もちろん、経験を積んで場数を踏めば、その敷居は徐々に下がるかも知れませんが、ただ闇雲にやってみるのではなく、どうすれば手際よくこなせるかを考え、やってみた結果を記録し、あとから振り返り、やり方を変えてみる、といった改善するための行動習慣を自分に課すことで、慣れるまでの時間を短くすることができます。野球で言えば、ヒットやホームランになりにくい「ボール球」に手を出す回数を減らすことで、打率を上げることがこれにあたります。

時間割に割り振り以上をまとめると右の図のようになります。

習慣というクツを履いて、プロジェクトという川を渡るとき、ところどころにあるアクションという岩場をたどっていくわけです。適切な岩場(アクション)が見いだせないと川(プロジェクト)の深みで溺れることになりますし、クツ(習慣)に馴染んでいなければ岩場で足を滑らせたり、ケガをしたりするかもしれません。

今回は、「タスク管理」の「タスク」について書きました。
次回は、「タスク管理」の「管理」について書きます。

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大橋悦夫プロフィール

大橋悦夫

1974年生まれ。上智大学外国語学部英語学科を卒業後、ソフトウェア技術者、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、有限会社サイバーローグ研究所を設立、仕事を楽しくする「仕組み」の研究に従事。その成果は、ブログ・仕事を楽しくする研究日誌『シゴタノ!』にて公開するほか、各種連載や書籍、セミナーにて解説している。

著書に『成功ハックス』(青春出版社)、『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社) 、『LifeHacksPRESS Vol.2』(技術評論社)、『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)、『そろそろ本気で継続力をモノにする!』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

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