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前回は時間割の効用について書きました。一言でいえば、 このキャッシュは次の2つの意味を含んでいます。 1.cash(現金) いずれも、「集める」「使う」という動詞の目的語です。つまり、時間の問題とは次の2つの課題にどのように取り組むかを考えることといえます。 1.必要な時間をどのように集めてくるか まず、どのように集めるか、について。 お金と違って、時間は借りたり増やしたりできませんから、必然的に「今やっていることのうち今やらなくてもいいことから引きはがす」ことになります。 例えば、明日が締め切りの仕事Aを抱えている時、3日後に締め切りを迎える仕事Bに取り組んでいるとしたら、仕事Bに割り振っている時間を引きはがし、仕事Aに再分配します。
仕事でも、複数の仕事を同時並行して進めたり、時間ばかりかかっていっこうにはかどらない仕事の仕切り直し(強制終了)をする、といった形でコントロールをしているはずです。 とはいえ、いつもこうしたコントロールをするのは大変です。そこで、時間割が活きてきます。アルバイトにシフト表があるように、仕事でも時間割というシフト表を作ることで、仕事全体を「鳥の視点」で眺めることができ、限りある時間というキャッシュを少ない手間でコントロールする上で役に立つわけです。 そのためには、時間割に落とし込めるくらいに仕事の流れをパターン化する必要があります。言い方を変えれば、時間割を作ろうとすれば、おのずと仕事のパターン化が後押しされるのです。 ただし、「鳥の視点」で眺めているだけでは次のような問題が生じます。 ・実際に仕事に取りかかってみたら思わぬ盲点に気づく つまり、イレギュラーな事態が生じ、時間割で定めておいた以上の時間が必要になってしまうような状況です。 例えば、資格試験の勉強をする際に、 ・問題集を1日5ページやれば10日で50ページできる このような状況に陥らないためには、上記の場合でいえば、50ページ分の内容をざっと見て、 ちょうど、いきなり印刷を実行するのではなく、プレビュー機能で仕上がりを事前に確認することに似ています。 仕事でいえば、以下の図のように時間割にはめ込んだ仕事がそのコマの中できちんと終わるかどうかを事前にひととおり確かめておく(プレビューしておく)ことです。具体的には、各仕事を5分ずつ、実際にやってみて手応えを確かめるようにします。そうすれば、「このペースなら終わるだろう」あるいは「このペースでは難しいかも」といった、意志決定に必要な材料が得られるはずです。
そして、5分だけとはいえ一度でも手をつけておけば、実際に本腰を入れてその仕事に取りかかる際にもスムーズに行くはずです。つまり、キャッシュが効くわけです。 時間に"キャッシュ"を効かせる このレポートに関するご意見・ご感想は下記までお願いします。
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