僕が最初に時間管理を意識しはじめたのは大学2年生の冬でした。当時の時間の使い方は、次の4つのカテゴリーに分けられます。 1.大学の授業出席 まず、授業の時間割が決まり、 外国語学部英語学科という、出席が大前提の授業が多い大学生活だったため──学部や学科に関係なく本来はそれが当然なのですが──、卒業するためには授業の時間割を守ることは最優先事項でした。 授業の次に優先したのは部活動です。活動をともにするメンバーがおり、揃わなければ成り立たないからです。とは言え、活動にはお金が必要ですからアルバイトを通して資金を切らさないようにする必要もあります。 <図1:学生時代の時間割 オレンジ:授業の予習復習、水色:アルバイト、赤:授業、緑:部活動>
今の自分が見ても、非常にハードでタイトなスケジュールに思えますが、当時の日記を読んでみると、この時間割があったおかげで、 「次は何をすればいいか?」 といった迷ったり考えたりする時間を最小化することができていたようです。 以上の考え方は、今の仕事でも活かされています。 まず、時間割を作ることのメリットは、コマを埋めていくことによって必然的に、 「今の自分にはこれしか時間がない」 という厳然たる事実を自分に受け入れさせることができる点にあります。これは、ラッシュ時の満員電車と新幹線の指定席を対比すればわかりやすいでしょう。 満員電車なら、たとえ満員であろうとがんばればまだ乗る余地はあるだろう、と多くの人が思うでしょう。実際に果敢に乗り込む人も少なくないでしょう。でも、そうやって乗り込めたとしてもぎゅうぎゅう詰めの車内は決して快適とは言えません。ストレスもたまりそうです。 一方、新幹線の指定席の場合はどうでしょう。満員電車に比べれば密度は低く、一見無駄が多いように思えます。でも、その分だけ余裕が生まれますから快適な乗り心地を実現できるはずです。 言うまでもなく、満員電車は時間割のない過ごし方、新幹線の指定席は時間割のある過ごし方です。時間割を作ることによって、自分にとって快適な生活を送るための「時間密度」の基準が得られるわけです。 次に、時間割という“水路”を作ることによって、水の流れ、すなわち予定の流れをスムーズにすることもできます。避けるべきは、水路を作りながら同時に水を流し始めてしまうことです。当然、水路からあふれる水も出てきますから、無駄になってしまいます。 時間割があることによって、「今この瞬間は何をしていれば良いか」が決まるわけですから、成分の大半が水である人間にとっても非常に楽なはずです。文字通り「流れに身を任せられる」わけです。 ▼時間割の効用 このレポートに関するご意見・ご感想は下記までお願いします。
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