トップページてくらぼてくらぼ自習室レポートイベントレポート "マインドハックス研究会 第4回"

てくらぼ自習室レポートイベントレポート "マインドハックス研究会 第4回"

2009.07.10
このエントリーを含むブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録 この記事をChoix!

今回も佐々木正悟氏の"マインドハックス研究会"のレポートをお届けします!
6月の研究会では、ストレスの発生原因についてアカデミックに迫りました。

『マインドハックス研究会 第4回』の講義の様子
佐々木正悟
心理学、脳科学ジャーナリスト
現在、あすなろBLOGにて「メンタルハックス」を執筆中

ストレス発生の仕組み

突然ですが問題です。
次の中で、人間の脳にとって難しい処理はどれでしょうか?

1.筆算での割り算
2.写真を見る
3.チェス
4.眠る

正解は・・・

「2.写真を見る」!

写真を見てその内容を判別するというのはコンピュータでも難しい処理です。
何気ない日常の中でも多くの写真や映像に触れ、コンピュータにも難しい処理を一瞬にして行っている私たちの脳は毎日エネルギーを大量に消費しているそうです。
エネルギーを大量に消費すると、人の脳はまるで眠っているかの如くパフォーマンスが低下してしまいます。
こうした状態に陥ったとき、人はストレスや憂鬱を感じやすくなるのです。

ところで、ストレスが発生したとき体の中では何が起こっているのでしょうか。

脳はストレスを認識すると扁桃体が反応してHPA系に働きかけ、血圧や心拍数を高め緊張状態を作り出すコルチゾールを体の中に分泌させるそうです。
やがてストレスが薄くなると今度は体から脳の海馬を経由してコルチゾールの分泌を抑制するように命令がいき、緊張状態は解かれます。
こうしたフィードバック機構があるので通常であれば、ずっと緊張状態でいることはありません。

しかし稀に、このフィードバックが働かず、コルチゾールが分泌され続けることがあります(HPA系の崩壊)。
この状態が続くと不安障害やパニック障害といったストレス反応に繋がるのだといいます。

2つの原因

通常、動物は過剰な危険(ストレス)を感じると生き延びるために知覚が過敏になったり、無駄なエネルギーを消費しないように心肺活動が弱まったりします。
無意識に身を守る機能が備わるまでに、ストレスは動物にとって脅威なのです。

そうした機能が備わっていても、時に私たちがストレスの脅威に晒されてしまう原因は大きく2つあります。

・コルチゾールには細胞を弱らせる働きがあるため、慢性的なストレスに晒され続けると海馬の機能は弱まる。
・緊張状態を解くために海馬は機能しているが、ストレスを作り出すコルチゾールの分泌に追いついていない。

海馬の機能を補助したり、ストレスの抑制を助けるために処方される薬もありますが、まずは別の手段でストレスを避けたいものです。

真面目にストレスと向き合わない

解消されにくいストレスを抱えたときにどうすればいいのか、また、そうした悩みを抱えた人にはどう接したらいいのか。

人以外の動物であれば、耐え難いストレスを感じると逃げ出します。
人だけがストレスと付き合おうとしてしまう、イヤなことや嫌いな人にも自分から近づいてしまう(近づかざるを得ない)のです。

もしも、そういった自分では変えることができない不快な状況が続くと、やがてストレスに抵抗しようという気力さえも失われてしまいます。
いわゆる「学習性無気力」の状態に、一度陥るとなかなか抜け出すことができなくなるそうです。
そうなる前に手を打たなければいけません。

一番のポイントは「真面目にストレスと向き合わない」ことだと佐々木氏は言います。

自分のストレスに対して真面目に向き合うと深く考え過ぎてしまい、かえって長くストレスに晒されることになります。
失敗など、ストレスの原因を自分の内側に探すのはとても辛いことです。
ストレスとは真面目に付き合わず、

・成功したのは自分の実力
・失敗したのは運

と、何事も気楽にポジティブに捕らえてみましょう!
現状を打破する一手になるかもしれません。

また会場からは、ストレスを感じたときには、

・信頼できる人と多く接触する
・ゴールを加減する
・自分のプラスの体験・マイナスな体験を振り返れるように日々記録をとる
・自分の過去のプラス体験を知っている人(語ってくれる人)を見つける

など様々なストレスとの付き合い方が挙がりました。
読者の皆さんも是非試してみてはいかがでしょうか。

自分のことは自分で語りたい

最後に、佐々木氏がこの研究会を始めたきっかけを聞くことができました。

(心や体の)悩みはあまり人にするような話しではありません。
なぜなら悩みを打ち明けた時点で、悩みはその人のものではなくなってしまうからです。
悩んでいるのは自分なのに、それを治そうと近づく医者はあたかも自分の悩みであるかのように語ります。

そんなのは理不尽。 自分のことは自分で語りたいんです。

そういう思いで研究会を開いているそうです。

参加者の中にも同じ思いを持っている人がいるためでしょうか。研究会では回を増すごとに参加者と佐々木氏との間で活発に意見が交わされます。

研究会の最後には、あすなろNEXT Bloggerである油屋氏から参加者全員へ素敵なプレゼントがあるなど、大満足な研究会でした!
興味が湧いた方は、ぜひ次回の"マインドハックス研究会"に参加してみてください!

 

▼佐々木正悟氏の"マインドハックス研究会"開催情報はここからチェック!▼
あすなろBLOG「メンタルハックス」

  • 前回の記事

このレポートに関するご意見・ご感想は下記までお願いします。
project@cs.pasonatech.co.jp

 ページトップ

バックナンバー一覧へ

最新のITエンジニアお仕事情報

新着求人RSS Feed

新着求人RSS Feed

新着求人RSS Feed

 ページトップ


© 2006-2012 Pasona Tech,inc.All Rights Reserved.