てくらぼ自習室レポートイベントレポート "マインドハックス研究会 第2回" |
前回、心と脳をテーマにした佐々木正悟氏の”マインドハックス研究会”について紹介させていただきました。
引き続き今回も4月23日に開催された、”マインドハックス研究会 第2回”をレポートさせていただきます!
「日常生活の中の心理学」、「ビジネスに役立つ脳科学」といった実用性の高いテーマについて語られた前回に引き続き、今回は「ビジネスパーソンのための心理学」がテーマ。
さらに濃い内容で参加者を心理学の世界へ引き込んでいく、第2回”マインドハックス研究会”をレポートします。
佐々木正悟
心理学、脳科学ジャーナリスト
現在、あすなろBLOGにて「メンタルハックス」を執筆中
マインドトークをコントロールする
佐々木氏によれば、総じて生き物はストレスに弱いそうです。
身体的なストレスにはもちろんのこと、精神的なストレスに対して無限に耐え続けることはできません。
仮にストレスに耐えているように見えても、それは一時的な見せかけの反応に過ぎないのだそうです。
人間も例外ではなく、ストレスに弱いものですから、これを避ける術を知らなければストレスに晒されて心に大きなダメージを受けてしまうかもしれません。
佐々木氏は、そんなストレスの生まれる原因と軽減させる方法について紹介しました。
そもそも人間のストレスはどのように生まれるのでしょうか。
深い悲しみや怒りといった感情は人間にとってストレスとなります。そういった感情を生む一因に「マインドトーク」があります。
マインドトークとは自分の心の中で交わされる会話のことで、この会話が心の中で延々と繰り広げられると感情は高まり、それがストレスに発展することもあるそうなのです。
自分の心の中でマインドトークが繰り広げられているに気付くこと。
これがストレスを軽減する第一歩となります。
まずは自分の心の中でマインドトークが始まっていることに気付くように注意しましょう。心の動きに注目することを習慣づけるのです。
そしてマインドトークに気付いたら、意識的にそれを中止します。
そうすることで感情の高まりをコントロールでき、結果としてストレスを軽減させることができるようになるそうです。
マサチューセッツ大学のジョン・カバト・ジン博士が提唱する、この手法をマインドフルネスというそうです。
特別な準備を必要とせず、自分の心に注意を傾けるだけでストレスを軽減できるマインドフルネス。試してみる価値は大いにあるのではないでしょうか!
TaskChuteで時間をシミュレート
心がスッキリしたら、次はタスクをスッキリさせて、ビジネス上のストレスを軽減させましょう。
※TaskChute
上の表は佐々木氏のTaskChuteです(大橋悦夫氏の「エンジニアのための時間活用術」で馴染みの深い方も多いのではないでしょうか)。
佐々木氏はTaskChuteのメリットを次のように語ります。
1. 計画すると衝動に制限をかけられる
内容から時間調節まで計画されていないタスクは「いつまでに、どのくらいやればいいのだろう?」といった不安から、衝動的にこなしてしまいがちです。
これを明確に計画することで、より理性的にタスクに取りかかれる(不安な衝動を抑制できる)ようになるそうです。
2. 「やるべきことをやる」という意識に集中できるようになる
「いつ、なにをやる」というシミュレートができていれば、あとはそれに沿ってタスクをこなしていけば良いのですから、見通しのつかない次のタスクへの不安を抱きながら作業する時よりも楽な気持ちで作業することができます。
何より、あれこれと他のタスクへ意識を散らすことがなくなるため、これまで以上に「今、やるべきこと」だけに集中できるようになります。
これまで他の連載の中でタスクについて学ぶ機会も多かったかと思いますが、いま改めて、タスクが整理されることで心や気持ちがどう整理されるのかも考えてみると、新しい発見があるかもしれません。
次回へ続く
この他にも「困った人との付き合い方」など気になる話題満載の2時間でした!
佐々木氏のセミナーでは毎回、心と脳の問題に関する論理と実践方法を初心者にもわかりやすく紹介しています。
目に見えない心の問題だからこそ、筋の通った論理で納得したいと考える方には特にオススメのセミナーです。
興味が湧いたら、次回の”マインドハックス研究会”に参加してみてはいかがでしょうか?
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