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転職ばかりのシリコンバレーシリコンバレーでIT業界に従事する人の一社あたり在職年数は平均して2-3年しかない。アップル、シスコ、アドビ、IBM、HPといった大企業では、10年以上働いている人もたくさんいるわけだが、そういう人も全部入れた平均値がこれ。特にニーズが高く、常に大量に人材が求められているエンジニア職ではこの傾向が強い。実際、7-8年前は、「同じ会社に3年いたことがあるか」が「腰を落ち着けて働ける人かどうかを見分ける基準」だったのが、最近では「同じ会社に1年いたことがあるか」に下がってきているほどだ。 人事の専門家も「エンジニアが18ヶ月会社にいたら、その人は十分会社に貢献してくれた、と納得して諦めるべき」と言う。 バブル期は特に一社あたり勤続年数が短期化するので、各社人材をキープすることには必死になる。どんなに優秀な人でも、本調子で力を発揮するまでにはやはり数ヶ月はかかる。一旦やめられてしまえば、新しい人を採用するコストもかかる。1999年前後のインターネットバブル時代は、「あえて、フランス人エンジニアをフランスから呼び寄せる」という会社もあったくらい。 公共交通機関が未発達のシリコンバレーでは、車がないとどこにも行けない。電車はラッシュアワーで1時間に5本、という状態。しかも駅に着いてもそこから会社まで片道10キロ、なんていうのはざらである。車の免許がないと、他の会社の面接に行くのは難しい。 また、シリコンバレーでは、公共の建物の中での喫煙は禁じられている。オフィスの中はもちろんだめ。そこで、「オフィスの外に、バルコニーなど喫煙できる場所をふんだんにもうける」ことで、喫煙者の満足度を高める。これで、フランス人はキープできる、と。 これはまぁ冗談として、どこの会社も「社員の帰属意識を高めるための施策」をいろいろと取ることで、なんとか勤続年数を長くしようと腐心している。
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